2024年8月11日(日)、香川県丸亀市のアイレックスにて『JBBF四国フィットネス選手権大会』が開催され、山崎美香(やまさき・みか/49)さんが四国ビキニフィットネスで2位に入賞した。
肩の張り出しと美しい逆三角形で会場を魅了した山崎さん。
「JBBF兵庫大会からの課題であった下半身の絞りに力を入れてきましたが、まだ絞りが甘かったようです。浮腫みも出てしまいあまり良いコンディションではありませんでしたが、結果には納得しています。次戦に向けてまた新たな気持ちになれました!」
山崎さんはダイエット目的で筋トレを始めたそうだ。
「増えていく体重に危機感を覚え、2017年の1月からジムに入会しました。ダイエットを続けていたところ、Lサイズの服がSサイズになり絶対に痩せないと思っていた下半身も痩せてきて、自分に自信がついてきたのです。せっかく良い身体つきになってきたので、自分の身体を評価してもらいたいと思いボディコンテストへの出場を決意しました。初めての大会はマッスルゲートです。ウーマンズレギンスに出場し、優勝することができました!その後、ビキニフィットネスに転向。コンテスト出場歴は4年目です」
病棟勤務になり「トレーニング時間の確保が難しい」と語る、看護師の山崎さん。
「現在は仕事が忙しく、トレーニングは週に1~2回、1時間半くらいです。限られた時間内ですが、重量にこだわらず対象筋に効いているかどうか、しっかりと確認しながらトレーニングしています。得意種目は肩で、皆さんに褒めていただく部位も肩ですね」
山崎さんはただでさえ辛い減量期のなか、夜勤明けの食欲と常に戦っているという。
「夜勤の明けの食欲は本当に凄まじいものがあるのですが、精神力でグッと堪えています。キノコや野菜をモリモリと取り、昼と夜の炭水化物は白米か玄米です。パンが大好きで、朝はパンを食べています。タンパク質は基本は鶏むね肉で、たまに牛肉や鮭・納豆・たまごを取りました。今回の減量は主に食事と有酸素運動で進めましたね。トレーニングに行けない日は自宅でステッパーを踏んだり、仕事中に有酸素運動並みに動き回ったりして消費カロリーを稼ぎました」
筋トレに出会って人生が変わったという山崎さんは、「ボディメイクはゴールがないからこそ、楽しい!」と話す。
「オールジャパンへのクオリファイが獲得できたので、オールジャパン入賞に向けて対策を練り、やれることをやり切りたいと思います。冒頭でもお話しましたが下半身の絞りが私の最大の課題ですね……!我が家の玄関にはシルバーメダルばかりで夫に『シルバーコレクター』と呼ばれてしまったので、早くゴールドメダルを入手して玄関に飾りたいと思います。ボディメイクは大好きですので引き続き頑張ります!」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・撮影:山口夏織