2024年8月11日(日)、香川県丸亀市のアイレックスにて『第9回 四国ビキニフィットネス選手権大会』が開催され、瀧本育子(たきもと・いくこ/40)さんが、ビキニフィットネス初出場で優勝した。
魅力的な肩の張り出しで、強い存在感をアピールした瀧本さん。元々は肩が大きいことがコンプレックスだったそうだが、「今では強みになっている」と語る。
「雲の上の存在に感じていたJBBFの大会に参加できるようになっただけでも嬉しいのに、優勝することができてとても嬉しいです!関わってくださったトレーナーの方々や家族、ジムの友達の協力があってこそこの結果を残すことができました。本当に感謝しかありません!」
瀧本さんは、最初は筋力増加とダイエット目的で筋トレを始めたそうだ。
「30歳頃からじわりじわりと体重が増えていき、気付けば5kg増加!9号サイズの服がキツくなり、『このままではマズイ!』と焦りを感じ、およそ2年前、家の近くにできた24時間ジムに通うことにしました。通い始めて3カ月程が経ち、ジム通いが習慣づいたころに、そのジムでパーソナルトレーニングが可能になったので本格的にボディメイクを開始したのです。やるからには目標が欲しいと感じたので、ボディコンテストへ挑戦することにしました。2023年からBBJのフィットネス部門、SSAのビューティーフィットネスモデル部門、マッスルゲートのレギンス部門とレギンスフィットネス部門を経験しています」
管理栄養士としてフルタイムで働く瀧本さんは、3人の子育て真っ最中。家事を終わらせ、夜な夜な24時間ジムでトレーニングをしているそうだ。
「週5~7で、ポージングやストレッチも含めて1~3時間くらいかけて、肩と胸・背中と腰・脚とお尻の3分割でトレーニングしています。2つのジムを併用しており、24時間ジムでは分割法を、アメリカンヘルスクラブでは全身法です。得意種目はデッドリフトで、110kgを扱っています」
瀧本さんは「食べることが好きすぎて、オフ期に肥えすぎてしまった」と、少々反省している。
「減量終盤の2カ月間は、トレーナーさんに食事指導をしていただいて何とか間に合いました。鶏・ブロッコリー・芋といった、The ボディビル食を食べていましたね。増量期に58kgになってしまって。12kgは増やし過ぎと感じたので、次回のオフ期では気を付けたいです」
3人の子どもたちも大会に出る瀧本さんを「ママ、ムキムキ!」と応援してくれているという。
「子どもたちは『私もジムに行きたい!』や『一緒に大会に出たい!』と言ってくれていて嬉しいです。遠方にレッスンに行ったり、大会に行ったりすることが我が家では家族旅行の一部になってきました。今回、オールジャパンのクオリファイを頂くことができたので、経験を積むためにも出場を考えています。まだ選手経験が浅いので、色々と吸収してよい身体やポージングができるように頑張りたいです!」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・撮影:山口夏織