JBBF選手 コンテスト

「筋トレ歴2年でここまで!?」バキバキな筋肉でボディコンテスト活躍の40歳 悔しい経験も今後の糧に

身体づくりのための筋トレを始めて2年目。昨年、他団体で数々の優勝を収めてきた河野智恵子(こうの・ちえこ/40)選手がJBBFデビューしたのは8月に行われた『JBBFジャパンオープン』だった。

【写真】河野智恵子選手のバキバキの全身

JBBFデビュー戦でいきなりの大舞台だったが2位を獲得し、9月1日(日)に開催された『JBBF西日本選手権大会』でも2位。そして9月28日(土)に岡山県で開催された『JBBFオールジャパン マスターズ フィットネス チャンピオンシップス2024』(以下マスターズ)では、ボディフィットネス35歳以上160cm以下級で3位を獲得。彼女は出場する大会すべてでメダルを手にしている。

筋トレ開始2年目とは思えないほど輝かしい成績だが、同県29日(日)に行われた年齢制限のない身長別の日本大会『JBBFオールジャパン フィットネス チャンピオンシップス2024』(以下オールジャパン)のボディフィットネス158cm以下級で初めての経験をする。

「予選審査のときにファーストコールで呼んでいただけなかったんです。初めての経験で、今年に入って一番悔しい思いをしました。今までこんな気持ちになったことがなくて、控え室に戻って涙が出そうになったんですよ」

ファーストコールに呼ばれるのは上位と思われる選手だ。これに呼ばれなかったということは、メダル圏外の可能性が高いということでもある。河野さんの名前が呼ばれたのはセカンドコール。TOP6を決める決勝審査へと駒を進めることはできたものの、「なんとなく自分の順位が分かってしまった」ことに対して、悔しさが溢れ出したのだという。

「メダル、獲れなかったです」と悔しさを滲ませながらも、河野選手の目は来年を見据えていた。

「オールジャパンの前に出張が続き、食事管理がうまくできず、慣れない寝具で睡眠不足にもなりました。予定も詰め込んでいたので、疲労も溜まっていましたね。来年のためにも、食事と睡眠の見直しは必須ですし、全体的に筋量をつけないといけません。特に下半身の強化が必要です」

負けず嫌いな河野選手にとって、この経験は必ず燃料となるだろう。目標と課題が明確になったことで、「自身の成長にも繋がると感じました」と力強い声で話してくれた。河野選手が立つ今年最後のステージは、10月6日に大阪で開催される『グランドチャンピオンシップス2024』。真の日本一を決める大きな舞台は、きっと彼女の糧となるに違いない。

河野智恵子選手

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:小笠拡子 撮影:中島康介

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