JBBF関西ブロックの開幕戦は2025年6月1日、神戸市産業振興センター・ハーバーホールで行われた。全国からエントリー可能な『第5回兵庫県ビギナーズフィットネスオープン大会』では、地元兵庫県の選手、永島理香(ながしま・りか/55)さんが優勝した。
「全体的に身体を引き締めて、筋肉を落とさず、いくつになってもプールや山登りなどを楽しめる強い身体になりたいと思っています」
永島さんがトレーニングするのは朝の時間帯。
「朝起きて軽めにご飯を食べてからのトレーニングは気持ちがピシっとなります。混んでいない朝のジムは、静かに自分と向き合うことができる最高の時間帯。トレーニングは週4、5回背中、胸、下半身の3分割で、そのうち2回は苦手な肩トレを入れています」
永島さんは、「長年脚がコンプレックスで、もうちょっとパキっとしたい」、と言う。
「むくみが気になるので、最近はローラーを使って、一日一回は流すようにしています。年齢的に硬くなってきた股関節周りのストレッチをすると整って、トレーニングでの痛みはなくなってきました。トレーニング仲間からは、『あまり重いものをがんばってやるよりも、軽い重量でしっかり目にやったほうがいいよ』というアドバイスももらっているので、それを続けていこうかなと思っています」
筋トレを始めて8年。始めたころは、グラムを量りながら食事していたが、今は目分量だ。
「タンパク質は体重の数字(㎏⇒gに)よりもちょっと多めを意識しています。パンが好きなので、大会の1カ月前までは脂質の少ないベーグルなどを食べることもあります。大好きなクッキーの代わりにデーツを買って、コーヒーを飲んでいます。我慢しすぎると食欲が爆発するのがわかっているので、本当に食べたいときはときどきご褒美として、おいしいご飯を楽しんで食べるようにしています」
永島さんが大事にしているのは、「コンテストで勝つために身体づくりをするのではなく、身体づくりのモチベーションとしてコンテスト出場を続けていけたらいいな」ということ。SNSなどから情報が入りすぎると感じることがあるので、振り回されないように心がけているそうだ。
「8年筋トレをしてきて習慣になっているので、『ジムに行かないと』と思うけれど、行くと楽しいし、自分と向き合えるし、人とのつながりも刺激になっています。これからも筋トレを通していろいろなことを学びたい、と心から思っています」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
-JBBF選手, コンテスト
-JBBF, 兵庫県ボディビル・フィットネス大会, ビギナーズフィットネス, 兵庫県ビギナーズフィットネスオープン大会