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33歳・2児の母がボディコンテスト初出場で2位! ジム入会から半年間変わらなかった身体が大変化

JBBF関西ブロックの開幕戦は2025年6月1日、神戸市産業振興センター・ハーバーホールで行われた。全国からエントリー可能な『第5回兵庫県ビギナーズフィットネスオープン大会』では、ボディコンテスト初出場の麻原奏美(あさはら・かなみ/33)さんが2位に輝いた。

【写真】麻原奏美さんの逆三角形になった上半身

夫の影響でジムに入会

「夫がジムに通っていてめちゃくちゃ楽しそうにジムの話をするのでうらやましくて、私も入会しました。腰が弱いので、年を取っても健康に過ごしたいのと、単純に痩せたいと思ったのもあります」

麻原さんは2023年12月からジムに通い始めた。ところが、入会から半年経っても見た目は変わらず、体重も変わらなかったそうだ。

「ちょうどそのころ、一年前の6月のマッスルゲートに、ジムの会員さんが出場されると知り、動画配信で応援しました。ウーマンズレギンスを見て、ステージで堂々とされている姿がかっこよく、私にもできるかな、大会を目標にすれば身体が変わるかもしれないな、と思いました」

大会に向けての工夫

麻原さんは、大会を意識してトレーニングをするようになった。

「トレーニングは週に2〜3回で、1時間〜2時間ほど。上半身の日と下半身の日にわけています。上半身はラットプル・チェストプレス・ロウイング・ショルダープレス・サイドレイズ、下半身はスクワット・レッグプレス・レッグカール・ヒップスラストを重点的に3セットずつしています」

揚げ物は極力食べないようになり、市販のお菓子は栄養成分表示を見てから買うようになった。美味しいと思えるものを食べ、食べたいものを低カロリー食材などに置き換えて食べる工夫もするようになったそうだ。

「初めての減量は半年前から始めましたが、思うように進まない時期があって『気持ち』が大変でした。大会の3週間前から食べたものの記録をやめると、ストレスがなくなったのか、1.5kg落ちました。記録を5カ月間とったことで、自分の中に指標ができて、『自分の食べているものを知る』ということがとても大事なんだと気づきました」

いよいよ大会

今年2月にはJBBF兵庫県連盟主催のポージング講習会に参加。

「JBBFのことは最初よくわからなかったけれど、レギンスの部門にポージングがたくさんあってすてきだな、と思い、出場を決めました。今回初めて大会に出場してステージに上がって、とても楽しかったです。スタッフの方もとても親切で、いろんなことを教えてくれる方たちで、安心して臨むことができました」

当日は単身で、岡山県から移動して大会に臨んだ。

「年長と小学4年生の子どもは、前日しか話してないけれど『頑張ってね』と言われたくらいであっさりと軽かったです(笑)。逆に夫はすごく応援してくれていて、大会当日4時半に一緒に起きて、ずっとそばにいようとしていたので『寝てていいよ』と私から声をかけました」

身体の変化に周りが反応

「仕事で25㎏の袋を移動させるとき、以前は力持ちの人に頼んでいたけれど、身体の使い方と少し筋肉ができてきたので頼まずに自力で運べるようになりました。また、大会に向けてのトレーニングを始めてから、『キレイだね』とか『逆三角になってる』と言われることが多くなり、他人から見ても身体が変わったこと、自分では気付かないところを周りの方たちが褒めてくれるのはとてもうれしかったです。これからは、スカートやビキニを恥ずかしいと思わずに着られるような身体になりたいです」

麻原奏美さん

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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