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再発したヘルニアを抱えて宮澤昂大が階級別優勝!「減量期でも種目を変えない」新たな試みが成功【筋トレ】

8月10日(日)、大阪・門真市民文化会館(ルミエールホール)にて開催された『第17回日本クラシックボディビル選手権大会』。180cm以下級のクラスで宮澤昂大(みやざわ・こうだい/33)選手が優勝を飾った。

【写真】まるでふわふわクッションのよう!宮澤昂大選手の盛り上がった肩と大胸筋

2021年あたりに一度クラシックボディビルに挑戦し、それ以降はジャパンオープンなどボディビルのみに出場していたそうだ。自身2度目となるクラシックボディビルに出たのは「規定体重はあるけれど、せっかくなら絞って出てみよう」という気持ちからだった。

今シーズン、宮澤選手を悩ませたのは怪我。もともと腰椎のヘルニアを抱えていたが、去年悪化して再発してしまった。スクワットやデッドリフトをする際に腰に響いたり、大会直前まで歩くたびに左足が痺れたりしていたという。

そういった怪我を庇いながらの出場で、優勝を飾ることができ「自分の中では価値があった」と話す宮澤選手。今回の優勝の要因について聞いてみると、次のように答えてくれた。

「増量中に行っていたトレーニングの種目や回数をできるだけ変えずに、減量期も続けたことが一番かな、と。一昨年、昨年は種目を変えてしまって自分が実際に扱える重量が分からなくことがありました。なので今年は " 種目を変えない " ことに初挑戦したんです。そうしたら思ったよりも重量も落ちずに、むしろ調子がいいときは伸びて」

こういった新たな試みと新たな発見によって、自分をアップデートさせてきたからこそ優勝につながったのかもしれない。「トレーニングにおいては、できる限り変化させず自分の基準を守ること」が大事だと話してくれた。

宮澤昂大選手

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:小笠拡子 撮影:中原義史

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