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21歳・現役大学生ビキニ選手がハードな両立をこなし全国大会2位! 早朝4時起き!? 筋トレ中に資格試験の勉強!? 学業も競技も手を抜かない【筋トレ】

8月24日(日)、神奈川県・茅ヶ崎市民文化会館で『オールジャパンジュニアフィットネスチャンプオンシップス2025』が開催された。全国から集まった23歳以下の選手たちがボディフィットネス、ビキニフィットネス、メンズフィジークの3カテゴリーに分かれて戦うこの大会で、宮地優羽(みやじ・ゆう/21)選手がビキニフィットネスで2位入賞を果たした。

【写真】現役大学生・宮地優羽選手の全身ビキニショット

「正直、ステージ中はとっても不安でした。周りの選手は本当に鍛えられていて、絞りも素晴らしかった。私は戦えているんだろうか、と自信は全くなかったです」

ステージでは洗練され、堂々とした立ち振る舞いが際立って見えたが、当の本人は不安でいっぱいだったようだ。「ただ、私はステージでは満面の笑顔で、自分が出せる最大限を出すことを意識していました」とステージ後、少し安心したような顔で語ってくれた。

宮地さんは岡山にある大学に通う現役大学4年生だ。来年3月に控える柔道整復師の国家資格試験を目指し、大学生活と競技を両立している。片道2時間の通学時間を勉強に充て、トレーニングの合間の休憩時間も学習に使う。効率的に時間を使う姿勢は、学業と競技の両立を実現させている大きな要因だ。

筋トレ中に資格勉強!?

「脚トレなどセット間のレストが長いトレーニングのときは、レスト中に本を開いて勉強をして、また時間が来たらトレーニング再開、という感じでやっています。黙って机に座ってやるよりも、こんな感じでトレーニングをしながらや有酸素をしながらの方が頭に入るんですよね」

宮地選手の一日は、早いときで早朝4時起きからの有酸素運動から始まる。その後6時には家を出て、9時から授業。遅いときで帰宅は23時を回り、就寝は深夜。睡眠時間は4時間程度になることもあるが、授業のない日や週末に休養を確保し、何とか体調を維持している。

「授業が詰まっているときは回復しないので、寝られるタイミングがあれば寝るようにしています。土日はしっかり寝て身体を休めるように心がけています」と、ここでも隙間時間を活用した疲労回復法を話してくれた。

今シーズンは岡山県大会、中四国大会、そして学生最後となる学生ボディビル大会への出場を予定している。競技人生の次なる目標はジュニア部門での世界大会、さらには一般部門でも通用する選手になることだ。

「まずはジュニアの舞台で世界の表彰台に上りたいです。あと2年以内でバチバチに身体を作って、絞り切った最高の状態で挑みたい。もちろん一般の部でも通用する選手になりたいです。最終的には、私の挑戦を見て勇気をもらえた、と誰かに思ってもらえるような存在になりたい」

学業と競技の両立というハードな日々を送る宮地選手。そのひたむきな姿勢には、多忙なわれわれ社会人こそ見習うべき点がある。

宮地優羽選手

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

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