JBBF選手 コンテスト

盛り上がった大胸筋でメンズフィジーク日本大会2連覇「彼女のサポートを始めとしたトレーニングの質向上や疲労管理のおかげ」【筋トレ】

9月14日(日)、岩手県・盛岡市民ホールで開催された『オールジャパン・フィットネスチャンピオンシップス2025』(以下、オールジャパン)。本大会の中でも激戦区となったのは「メンズフィジーク168cm以下級」だ。

そんな激戦区を制したのは、手島祐(てしま・ゆう/34)選手。昨年に続き、素晴らしい仕上がりで2連覇を達成した。

【写真】手島祐選手の盛り上がった筋肉

表彰式の後の舞台裏では「ホッとしました」と、安堵したような表情を見せた手島選手。と言うのも、今年の目標が世界選手権を目指していたからだ。

「初戦となったのがこのオールジャパン。連覇をしたいというより、世界選手権への切符を掴むことを目標にしていました」

コンディションを外すことはあまりない手島選手。今年、より一層筋肉が膨らんだように見えたことを伝えると「仕上がり体重が3kg増えたんです」とのこと。

「毎日同じ時間、同じ角度で写真を撮っています。(体重の数字をみると)最初は単に絞れていないだけかと思ったんですが、去年の写真と比べてみても絞り具合は一緒で。そのときに筋量が増えたんだ、と思いましたね」

その成長要因は「トレーニングの質向上」。1レップ中ずっと筋肉に負荷が乗っている状態にすることで、重量やトレーニング時間が変わらなくても身体が進化したという。

また、スマートリングである「Oura Ring」も疲労管理に使用。疲労を数値化することで、オーバートレーニングになりすぎないようにしているそうだ。

さらに今シーズンの成長の裏には、パートナーの佐野愛美さんの支えもあった。佐野さんは自身もビキニフィットネスのトップ競技歴があるため、造詣も深いだろう。

トレーニング以外の部分を本当に支えてくれたそうで、「僕の食事を作ってくれたり、自分が食べたいものを我慢して減量食にも付き合ってくれたり。本当にありがたいです」とうれしそうに話す。

今年の6月に、最愛のパートナーとの婚約を自身のSNSで公表した手島選手。2025年は競技もプライベートも幸せに包まれた1年になるに違いない。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

次ページ:仕上がり体重+3kg!手島祐選手の盛り上がった筋肉

取材・文:小笠拡子 撮影:中原義史

小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。

-JBBF選手, コンテスト
-,

次のページへ >





おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手