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昨年鮮烈デビューのボディフィットネス・佐々木絢美が日本2連覇! 強烈な脚のカットで魅了、2日間で3冠と今シーズンも大活躍【筋トレ】

9月14日(日)、岩手県・盛岡市民ホールで開催された『オールジャパン・フィットネスチャンピオンシップス2025』(以下、オールジャパン)。「ボディフィットネス158cm以下級」では、佐々木絢美(ささき・あやみ/39)選手が、昨日に行われた年齢別&オーバーオールでの優勝に加えて、身長別でも優勝を果たした。

【写真】佐々木絢美選手のバキバキボディ

佐々木絢美選手

佐々木選手は昨年2024年にJBBFデビュー。ジャパンオープン選手権を制し、勢いそのままに無敗で国内戦を終える鮮烈デビューを飾った。今大会はオールジャパン2連覇の期待がかかる中、審査員満票で危なげなく優勝を勝ち獲った。

また佐々木選手は、ジュラシック木澤こと木澤大祐さんを師匠として仰いでいる。出会いは2022年。栃木県に住みパーソナルトレーナーやエステの施術を提供する佐々木選手は、定期的に木澤選手が経営する「ジュラシックアカデミー」に通い、鍛錬を重ねてきた。

そういった気質に師匠・木澤選手の魂が加わったからこそ、圧倒的なボディが作り上げられているのかもしれない。

佐々木選手といえば強烈な脚のカットのイメージだったが、今年はさらなる進化を遂げている。「自分ではあまり分からないんですけど」と前置きを置いた上で、佐々木選手は今年の身体について次のように話してくれた。

「全体的にバルクアップできたのかなと思います。木澤さんにも特に『背中、良い感じだね』と言っていただけました。種目とかやり方をそれほど変えたわけではないんですが」

佐々木選手のご主人であり、そばで見てきた涼さんも身体の進化について「去年より背中の重量が増えたのに加えて、精度も上がったようです」と話す。

佐々木選手を進化させているのは、「師匠、そして木澤ファミリーの喜ぶ姿が見たい」という思い。自分のためにというより「誰かのために」の方が力を発揮するタイプなのだろう。

昨年は「師匠・木澤選手と同じ舞台に立ち、同じ景色を見ること」が一番の目標だった。今年はその木澤選手がもういない。

その中で今年の目標を聞いてみると「杉中(一輝)くんにつなげること」と、佐々木選手。次の舞台はグランドチャンピオンシップスだ。自身も優勝を飾り、午後に行われる日本選手権に出場する杉中選手へのバトンをつなぎたいのだという。

これも、師も含めた木澤ファミリーの笑顔が見たいから。佐々木選手はジュラシックイズムと共に歩んでいく。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:小笠拡子 撮影:中原義史

 

小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。

 

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