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父の背中を追って始めた挑戦 メディア初開催のコンテストで優勝した43歳

メディアでは初開催となるボディビル・フィットネス大会『ニューウェーブ・フィットネスデイリースポーツカップ2025』が12月6日(土)神戸市中央区の神戸ポートオアシスで行われた。コンテスト初出場から5年以内、また優勝1回以内という初心者、初級者が対象。まさにボディビル・フィットネス界のニューウェーブ74人が集結し、鍛え上げた肉体を披露した。

記念すべき第一回大会のビギナーズレギンス部門、そしてマスターズクラスで優勝したのが、静岡から挑戦した杉岡あい(すぎおか・あい/43)さんだ。

【写真】杉岡あいさんのレギンス上からでも分かる発達した脚

父の背中を追いかけた挑戦。「日本一を目指す人生を生きてみたい」

杉岡さんがボディコンテストを始めた原点は、元競輪選手で、常に日本一を目指して努力していた父の存在だった。

「人生をより充実したものにするために『40歳までにやりたいことリスト』を作ったんです。そこに『親が経験したことを子どもの私も経験する』という項目を作っていました。小さい頃から憧れていた父の本当の苦労を私はまだ知らない。ならば自分も身体を酷使するくらいの挑戦をして、日本一を目指してみよう──そう決めました」

女性らしさや美しさも求められる競技で、日本一を本気で狙うという選択。そこから杉岡さんのボディメイクは始まった。

「週4〜5日トレーニングしていて、週1日はパーソナルです。重量よりも正しい動きで丁寧に回数をこなすことを重視してきました」

食事もまた、身体の変化を左右する大きな要素だった。

「クリーンな食事で10kg増量しました。小麦粉、乳製品、油、砂糖はほとんど取らず、減量期も同じ内容で炭水化物だけを調整しました。代謝が落ちやすい年齢だからこそ、食事の考え方を変えたことで計画的に体重を落とせました」

そして今季、巻き肩やO脚が改善してきたことが決定的な変化を生む。

「姿勢が整ったことで、立ち姿が本当に軽やかになって。身体のラインが出やすくなり、ポージングが劇的に変わりました。週一のパーソナルでは必ず動画を撮って、自分の成長を見るのが楽しくて仕方ないです」

静岡から初めて神戸へ。知らない土地への挑戦は不安もあったが、運営の対応が背中を押してくれた。

「デイリースポーツ様もJBBF様も、本当に親切で……。緊張していた私にとって、その優しさが心強かったです。優勝できて、忘れられない思い出になりました。オールジャパンに出場して、日本一を目指すこと。父のように、何年かかってもトップを目指す人生を続けたいです。歳を重ねても深みのある身体でいたい」

杉岡さんの目標はシンプルで、揺らがない。

次ページ:杉岡あいさんのメリハリレギンスボディ

取材・文:柳瀬康宏 写真提供:デイリースポーツカップ運営

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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