マッスルゲート選手 コンテスト

美しいくびれをつくりあげた48歳 ビキニ女王との出会いがトレーニング開始のきっかけに 「挑戦することの素晴らしさを実感しています」

「嫌なことや苦手なことから逃げてばかりで何の取り柄もなかった私が、やっとスタート地点に立てたと思っています」

【写真】山川ゆかりさんのくびれが美しいバックポーズ

マッスルゲート奈良大会(9/23開催)のドレスカテゴリー、ドリームモデル158cm以下級と40歳以上50歳未満の部でいずれも2位となった山川ゆかり(やまかわ・ゆかり/48)さん。中学・高校と剣道部だったが、以降スポーツ歴はなかった。

「トレーニングを始める前はストレスなどが重なり、心身ともにボロボロで体重も過去一番増え、自分でも嫌になるくらい老け込んでしまっていました」

山川さんの転機は、ビキニフィットネスとフィットモデルで活躍する安井友梨選手のゲストポーズを見たことだった。

「テレビ番組で見た安井選手の美しさとおはぎの食べっぷりに一目惚れして、それまでフィットネスとは無縁だったのに、勇気を振り絞ってゲストポーズを見に行ったのです。まさかこのことが競技を始めるきっかけになるとは思ってもいませんでした。人生どこで何が起こるか分かりませんね」

その大会は、2020年11月、コロナ禍でさまざまな大会が中止になる中でやっと開催された『JBBF KANAZAWA Muscle Challenge Cup』だったそうだ。

「初めて見に行った安井友梨さんのゲストポーズで、ステージで話された安井さんのフィットネスに対する熱い想いに感動しました。安井友梨さんの存在を知り、安井友梨さんの全てに救われ、『自分と未来は変えられる』という安井友梨さんの言葉を私も実現したいと思い、トレーニングを始めました」

筋トレを始めて2年5カ月。肩、背中、お尻、脚を週2回のパーソナルトレーニングで鍛え、食事は糖質と塩分を制限しているそうだ。

「安井友梨さんが、『初心者でも出場しやすいように』と考案されたドリームモデル。憧れのドレスを着てステージに立ってみたい、そして何よりも、自分を変えたいと思い出場を決めました」

うれしかったのは大会の結果だけではなかった。

「身長別と年齢別、ともに2位をいただけて感謝しています。昨年ドリームモデルでご一緒した方や、初対面にも関わらず声をかけてくださる方も居られて、とても嬉しかったです」

これからも大会出場を続けるという山川さん。

「会社員なのでトレーニングなどできる時間が限られています。私は時間の使い方が下手なので、来年は空いている時間をいかに効率よく使えるかを試行錯誤して進めていきたいです」

「身体の調子も今が人生で一番良いです。結果よりも挑戦することの素晴らしさを実感しています。何かを始めるのに遅いなんてありません。私が変われたように、誰にでも無限の可能性があるのですから。私もいつか誰かの手助けができる選手になれるよう、これからも努力していきます」

山川ゆかりさん

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

次ページ:山川ゆかりさんのくびれが美しいバックポーズ

取材:あまのともこ 撮影:北岡一浩

-マッスルゲート選手, コンテスト
-, ,

次のページへ >


おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手