マッスルゲート選手 コンテスト

モリモリとした筋肉質な褐色ボディで優勝した36歳 「対象筋と“会話”する感覚でトレーニングを楽しむ」

4月12日、宇都宮市文化会館で『マッスルゲート栃木大会』が開催された。ウーマンズフィジーク一般の部で見事優勝を掴んだのは、徳島舞(とくしま・まい/36)さん。その優勝までのトレーニング内容や減量方法について話を伺った。

【写真】モリモリとした徳島舞さんの筋肉

「筋トレを始めたきっかけは、学生時代に取り組んでいた水泳の補助トレーニングでした。そこから次第に、筋肉を大きくしたいという思いが強くなり、ボディメイクにのめり込んでいきました」

ボディメイクを始めてからは、365日24時間、常に「どうすれば筋肉を太くできるか」を考える日々が続いたという。

「筋トレの頻度は週6~7日、1回2時間以内です。今回の大会は初めてのフィジーク挑戦だったので、特に下半身の強化に力を入れました。減量中は、筋肉のカットやストリエーション(筋線維の溝)を意識し、とにかく絞り切ることを目標にしました。時間があれば運動量を増やし、仕事以外でもトレッドミルで歩いたり、クロストレーナーで有酸素運動を行いました。東京へ出かけた際には、一駅分歩くなど、日常生活でも工夫を重ねました」

普段より意識的に運動量を増やし、仕上がりを追求した徳島舞さん。今回は下半身強化に注力したものの、自身では「背中」が強みだと語る。

「背中のトレーニングでは、ケーブル系の種目をワンハンドで行っています。片手で引くことで可動域を広げることができ、ターゲットの筋肉を反対の手で触りながら伸展と収縮を感じ取ることで、より意識を高めています。重量にはこだわらず、1セット20レップ以内で追い込める重量を扱っています。トレーニングメニューはその日に決めず、体調や筋肉の状態、ジムの混雑具合に合わせて柔軟に変更します。筋肉の反応が良い種目はセット数を増やし、イマイチな種目は早めに切り替える。ターゲットの筋肉と“会話”するような感覚でトレーニングを楽しんでいます!」

徹底的な可動域意識と、筋肉の声を聞きながらトレーニングを続けたことが、今回の見事な身体を作り上げたようだ。今後の目標についても伺った。

「とにかく筋肉を大きく育てて、自分の限界にチャレンジし続けたい。ボディメイクを通して心と身体を健康に保ちながら、インストラクターという立場から、トレーニングの大切さや楽しさを多くの人に伝えていきたいです」

今回の優勝を受け、徳島舞さんはこうも語ってくれた。

「自分の筋肉が評価されて、本当にうれしいです。これからも筋肉にもっと愛情を注いでいきたい。今年の目標は、ジャパンカップでの優勝。そして、長期的な目標としては、JBBFの女子フィジーク日本選手権でトップ10に入ることを目指しています」

筋肉と共に歩み続ける徳島舞さん。その挑戦は、これからも進化を続けていくのではないだろうか。

徳島さん

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究中。

次ページ:モリモリとした徳島舞さんの筋肉

取材:佐藤佑樹 写真提供:徳島舞

-マッスルゲート選手, コンテスト
-

次のページへ >


おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手