マッスルゲート選手 コンテスト

メリハリのある立体ボディの31歳・会社員 年3回の海外出張中にもトレーニング 「海外のプロテインドリンクや南国フルーツを見つけるのが趣味」【筋トレ】

海外出張もある仕事をしながら、現地でもジムを探してトレーニングする選手がいる。2024年マッスルゲート大阪大会・ボディフィットネスで優勝した沖田莉沙(おきた・りさ/31)さんは、植物由来甘味料「ラカント」でご存じの方も多いだろう、サラヤ株式会社で働く会社員だ。

【写真】沖田莉沙さんのメリハリボディ

海外出張が年に3回

「以前は海外事業部でラカントのマーケティングを行っていましたが、異動があり現在はアジア拠点の営業事務をしています。日本の商品を現地でも販売しているので、認知度向上や販路拡大のためのサポートが主な業務です」

営業事務でも海外出張が一年に3回程度あるそうだ。

「担当している拠点、タイ、カンボジア、ミャンマーへの出張がメインで、各国3~4日ほどの滞在です。経費を抑えるために一度の出張で複数国まわることもあります。取引先への訪問や各種申請、展示会等のフォローアップ等を行っています」

海外出張中の生活と食事

「仕事とは関係のない私の趣味を、理解して応援してくれる会社の仲間たちの姿勢が、減量の原動力につながっていると感じています」と沖田さん。

「日本での通常の生活と比べると、出張時は取引先訪問や気候の違いなどから身体の疲れが溜まりやすく、正直睡眠はもう少し確保したいところです。ただ、せっかくの海外での滞在なので現地のことをたくさん吸収したいという気持ちが強く、多少の睡眠不足でも頑張れます。アジアという土地柄、時差ボケで苦しむことがないのが救いです。食事については、各拠点の社員の方々が、サラダや火鍋など私が食べられるものを探してくれて、減量中の出張も乗り越えられました。また、プロテインドリンクや南国フルーツなど、現地で気軽に手に入るトレーニー向け食品を見つけることも一つの趣味になりつつあります」

海外のジムの見つけ方

「拠点の社員に教えてもらったり、Googleマップで探したりします。1Dayパスが安くて評価の高いところをいくつか見つけて、レビューも熟読して決定します。タイで訪れたあるジムではlb(ポンド)表記のプレートが並んでいました。普段kg表記で慣れているので換算する手間があり、その辺りは実際に行ってみないと分からないことだなと思いました」

海外のジムではうれしい出会いもあった。

「一度ラスベガス出張の際に、パワーハウスジムでプロボディビルダーの山岸(秀匡)さんにお会いできたことです。私が緊張している中、山岸さんから写真撮影を促してくださり、お人柄の良さを改めて実感できた貴重な機会でした」

「海外のジムでは周りの人が気になってしまい、落ち着いたトレーニングはできないです(笑)。 その分、ジムの使い方や国民性の違いを観察するなどして雰囲気を楽しんでいます。減量中に心がけていることとしては、減量のスピードを落とさないためにも、マシンやダンベルが限られていても、日本でのトレーニングと同等の内容を行うように工夫しています」

沖田莉沙さん

 

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:上村倫代

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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