6月28日(土)、浦安市文化会館で行われた『マッスルゲート東京ベイ大会』。ビキニフィットネス一般の部で5位入賞を果たしたのが、鈴木まゆみ(すずき・まゆみ/48)さん。過去ウーマンズレギンス、ウーマンズレギンスフィットネスへの出場を経て今回ビキニフィットネスへ転向、決勝進出を目指しての初ステージで、自身の目標を超える結果を残した。
「4、5年前に職場の同僚に誘われてレギンスカテゴリーで大会初出場。10年ほど前から始めた筋トレが楽しくて、年々増す筋量に合わせて途中レギンスフットネスに転向しましたが、次なる挑戦として今年、今大会に向けて人生初の増量・減量で筋量を一気に増やしてきました!」
これまで食事量を意識して増やしたことはなく、また「身体が重くなると嫌だ」とも思ってきた。
「昨年4月時点での体重は約49kg。そこから1日の食事回数を3食から4食に、またタンパク質はもちろん炭水化物もしっかり取るため、外出時には間食用のおにぎりをいつも持ち歩いていました」
最初は「増量目的の食事メニューを食べ切ることに苦労した」と振り返る。
「もうお腹がいっぱいでも食べる、まだお腹が空いていなくても食べる、という状態でしたが、続けるほどにたくさん食べられるようになっていきましたね」
食べて鍛えて、体重も順調に増え、今年2月の時点で目標通りの約56kgに。手持ちの服の、特にボトムスをキツく感じ、また周りからも「大きくなったね!」と声をかけられた。
「そこから減量を始めたんですが、やっとたくさん食べられる身体になったのに、今度は食後にも満腹感を得られない食事量に(笑)」
まだ食べたい、という気持ちを切り替えるため食後にはすぐ歯磨きをしてしまう、炭酸水を飲んで気を紛らわせる、夜は早く寝てしまうなどの工夫を重ね、挫折することなく減量期間を乗り切った。
「途中50kgあたりでしばらく停滞して心が折れそうになりましたが、大会2週間前ごろから急激に体重、体脂肪が減り始め、見た目にも明らかな変化が。最終的に(レギンスフィットネス出場のころと同じ)48kgに戻しての出場でしたが、まったく違うメリハリあるボディラインに仕上がりました!」
体重も体脂肪率も順調に減り続け、またボディラインもどんどん引き締まり続けていた大会2日前、想定外のことに心乱される“事件”もあった。
「突然生理になってしまって。ふだん生理前にはお腹が張ったりむくみを感じたりするのにそういった前兆がまったくなかったので『これはしばらく来ない!』と勝手に信じていたのですが、結局いつものサイクル通りに来てしまいました(笑)。幸い体調やボディラインへの影響は感じなかったのですが、やはり荷物の準備や当日の動き、時間配分などへの対処には煩わされました」
それでも結果が出せたことへの満足感は大きい。
「レギンスでの最高順位は2位。いつかビキニフィットネスでそれを超えるグランプリを獲得できるよう、心機一転、これからもトレーニングに励んでいきたいと思います」
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
取材:大塚真奈美 撮影:中島康介