9月23日、マッスルゲート奈良かしはら大会が奈良県橿原文化会館で開催された。メンズタンクトップでは、吉本新喜劇の俳優太田芳伸(おおた・よしのぶ/44)さんが、大会初出場で4位入賞した。
「筋トレは30代のころからちょこちょこやっていた」という太田さんは、昨年6月マッスルゲート京都大会に出場した新喜劇の女優、金原早苗さんに誘われて、大会出場を決意した。
「1年前金原さんに誘われて、話のネタにもなるし、一生に一度バキバキになったらおもろいかな、と思って出場を決めました」
減量は大会4カ月前から開始。食事を調整して、85kgあった体重を17kg落とした。
「過酷でした。新喜劇の舞台が9月16日から大会前日の22日まであったんですけど、僕は大きい声を出す役で、ちょっと気を失いかけて、『これはやばい』と先週1週間だけ減量をストップして食べる量を増やしました」
公演翌日の今大会で予選を通過し、決勝で見事4位入賞。自身の出場後は金原さんの応援にかけつけ、若手芸人と一緒に金原さんの金メダル獲得の後押しをした。応援団のセンスあふれる掛け声で、会場は大いに盛り上がった。
「68kg、高校2年生のときの体重になりました。大会前日の舞台では「脱ぐ役」で、NGK(なんばグランド花月)のお客さんが『キャー』ってなって喜んでくれたので本当に良かったです。出て良かった、ありがとうございます。この身体を続けられるように頑張ります」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:上村倫代
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。