マッスルゲート選手 コンテスト

「還暦記念にヌード写真を撮る」 58歳、ボディコンテスト全国大会で優勝「私の可能性は無限大」

「上半身は華奢なのに、下半身が太い。生まれ持った骨格タイプだから仕方ない」

大橋尚子(おおはし・なおこ/58)さんは、かつてそう言い聞かせるように、自分の体型を受け止めていた。

【写真】大橋尚子さんのしなやかなボディラインで魅せるバックポーズを含む5枚

大橋尚子さん

しかしその思い込みは、筋トレと出合ったことで大きく変わる。

2025年のゴールドジムジャパンカップで、ビキニフィットネス35歳以上160cm以下級に出場し、見事優勝。年齢や骨格を理由にすることなく、全国の舞台で評価された。

「痩せればいい」は間違いだった ギスギスした身体からの再出発

ボディメイク以前、大橋さんは“とにかく痩せること”を目的にした減量で失敗を経験している。

「野菜中心の偏った食事で減量して、ギスギスしたボディラインになってしまいました。肌もカサカサになって……」

数字は落ちても、美しさや健康は失われていった。その反省から、今回は“ヘルシーでしなやかな身体”を軸に、トレーニングと食事を組み立てた。

筋トレを始めたきっかけは、51歳で始めたチアダンスを「きれいに魅せたい」という思いだった。本格的にウエイトトレーニングを始めたのは55歳から。現在はボディメイクインストラクターとしても活動している。トレーニング頻度は、ジムでの筋トレが週2回、ヨガが週1回。1回あたりは1時間半から2時間程度。さらに宅トレとして、自重トレーニングを隙間時間にほぼ毎日行っている。

得意部位は背中。ラットプルダウンやチンニングでは、広背筋下部をしっかり意識してワイドに見せたり、胸椎の伸展を意識したりすることを徹底している。また、しなやかで女性らしいアウトラインを作るため、筋トレだけでなくヨガも取り入れ、柔軟性を高めているのも大橋さん流だ。

優勝の瞬間は記憶が飛んだ(笑) 年齢を超えて評価された喜び

結果を聞いた瞬間のことを、大橋さんはこう振り返る。

「正直なところ、ビックリしすぎて表彰式の記憶が飛びました(笑)」

それでも強く残っているのは、年齢に関係なく評価されたことへの喜びだ。

「年齢に関係なく評価していただけたことが、本当にうれしかったです。私一人ではなし得なかった結果です。応援・サポートしてくださった方々に、感謝の気持ちでいっぱいです」

ボディメイクを通じて、大橋さんの心境は大きく変わった。

「根拠のない自信が湧いてきて(笑)、チャレンジを楽しめるようになりました。私の可能性は無限大だと思えるようになりました」

大橋さんは“還暦記念にヌード写真を撮る”という明確な目標を掲げている。美しく、ヘルシーなボディで、人生最高の一枚を残すためだ。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

次ページ:大橋尚子さんのしなやかなボディラインで魅せるバックポーズを含む5枚

取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

-マッスルゲート選手, コンテスト
-

次のページへ >

おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手