3月28日(土)、29日(日)の2日間にわたって開催された『マッスルゲート神奈川大会』(神奈川・かわさきカルッツ)にて、『マッスル甲子園』が開催された。この大会は高校生を対象にした競技。次世代の選手育成を目的に行われており、2025年より2度目の開催だ。この大会のボディビル高校生の部では、茂呂 智文(もろ・ともふみ/17)さんが優勝。高校生には見えない仕上がりの裏には、学校でのストイックなトレーニングがあった。
【写真】茂呂智文さんの僧帽筋際立つモストマスキュラ―を含む7枚

陸上競技の補強で始めたトレーニングにのめり込む
「初めての大会だったので、『とにかく楽しもう!」と思い、日々のトレーニングに臨んでいました。トレーニングやきつい減量などを支えてくれた家族や友人に、結果という形で恩返しをできてよかったです」
そう感謝を口にした茂呂さん。実は、2025年に行われた『第41回茨城県高等学校パワーリフティング選手権大会』男子74kg級の覇者でもある。パワーリフティングの練習は週3回、他校の部活動に参加し、仲間と日々切磋琢磨している。
現在高校3年生の茂呂さんが身体を鍛え始めたのは高校1年生の冬。陸上部に所属し、三段跳びを専門にしている中、補強としてウエイトトレーニングを始めた。
「それがきっかけでウエイトトレーニングにのめり込むようになりました。陸上競技も続けていますが、今はパワーリフティングを中心に取り組んでいます」
競技に出るきっかけは、ビルドアップした身体を駆使したアクションでも知られる米国人俳優・ドウェイン・ジョンソンだ。
「デカくて強い男になりたいと思いました。強いと、みんなに優しくできるし、誰かを守れると思うので」
学校の施設を活用。指導者なしで優勝へ
普段の食生活では鶏卵を中心にたんぱく質を摂取。トレーニングは高校のウエイトルームで行い、独自でメニューをこなす。
「『FITNESS LOVE』もよく読んで、参考にしています。トレーニングジムに通ってトレーナーを付けなくても、こんな身体になれることを証明したいと思っていたので、優勝という形で示せてうれしいですね」
初めての大会参加による大きな学びもあった。
「やっぱりポージングですね。いくら筋肉があっても、ポージングがうまくできないと、実力を発揮できない。いかに大きく見せるのか、それがまだ足りていなかったと思います」
ボディビルとパワーリフティングの二刀流にも意欲を見せる
最後に今後の目標を聞いた。
「『全国高校生ボディビル選手権』に出て、日本一になりたいです。『世界サブジュニアパワーリフティング選手権大会』にも出場したいので、その2大会の日程が被らないことを祈っています。大人になったら守るべきものも増えるはず。そのために強い男になりたい。今はその目標のためだけにトレーニングをしています」
まだまだ伸び代がある高校生。茂呂さんの努力と結果は、上の世代の刺激になるに違いない。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
執筆者:増田洋子
編集・ライター。インタビューが好きで医療、ITなどを中心にさまざまなジャンルで執筆中。現在は週に4日、ジムでのんびり運動をしている。東京都在住。
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取材・文:増田洋子 撮影:中島康介










