6月7日(日)に開催された『マッスルゲート浜松大会』のビキニフィットネスマスターズで2位に輝いた中島由莉子(なかじま・ゆりこ/42)さん。かつては自分の身体にコンプレックスを抱き、体型を隠す服を選んでいたという。しかし、ランニング、トレイルランニング、そして筋トレとの出合いによって、自分の身体への向き合い方が大きく変わった。

筋トレを始めたきっかけは、夫からの何気ない一言
「脚が太くてかわいそう」
過去に言われた言葉を、中島さんは今でも覚えている。
「自分でも分かっていたけど、言わないでーって(笑)。傷に塩を塗られた感じでした」
そんなコンプレックスを抱えていた脚は、今では中島さんの挑戦を支える大きな武器となっている。
もともと取り組んでいたのはランニングとトレイルランニング。筋トレを始めたきっかけは、夫からの何気ない一言だった。
「そんなに頑張って走れるなら、トレーニングして大会とか出てみたら?」
その言葉をきっかけに「なんとなく出てみよう」と始めたボディメイクだったが、身体だけでなく気持ちにも大きな変化が生まれた。
「頭の先から足先までコンプレックスでしたが、自分の身体に少し自信が持てるようになってきました」
以前は体型を隠す服を選んでいた。しかし、今では身体のラインが出て、自分をよりきれいに見せられる服を楽しめるようになったという。
胸トレが好き
現在はヨガ・ピラティスインストラクターとして活動しながら、週3回ほど1〜2時間の筋トレを継続。さらに週1回、2〜4時間ほどランニングにも取り組む。
ジムでは上半身のトレーニングにも力を入れている。
「胸を鍛えた方がカッコいいと強く思っています。以前と比べて胸筋がついた感じがするので胸トレが好きです!」
一方で、もともとランニングで鍛えてきた脚やお尻のトレーニングは得意だ。
「走って下半身は使っているのでジムでは上半身中心。でもお尻やハムストリング(太もも裏)はもっとつけたいので、自分の身体と相談しながらトレーニングを変えています」
ボディメイクでは失敗も経験した。
「絞りすぎて、筋肉もそこまでないのにただ萎んだ感じになってしまって、娘にも『気持ち悪い』と言われました」
ただ体重を落とすのではなく、筋肉をつけてメリハリのある身体を作ることの大切さを学んだ。
マッスルゲートの2週間前には、なんとトレイルランニング100マイル(約160km)の大会にも挑戦した。
「半ば諦めていたレースでしたが、無事完走できて10位という自分にとってうれしい結果もついてきました」
過酷な挑戦は、ステージに立つ自信にもつながった。
「ウォーキング、ポージングも全くできていなかったですが、ステージに立つ自信にはとても繋がりました。メンタルはとても強くなりました」
それでも大会当日は不安が大きかった。
「私なんて、という気持ちが強く、ステージでは緊張してしまいました。『最下位だ……むしろ点数をつけてもらえないレベルだ……』と悲観していました」
だからこそ、2位という結果は驚きだった。
「私がいただいていいのですか?という感謝と謙遜の気持ちです」
今後目指すのは、さらに筋肉をつけたメリハリのある身体。
長距離競技と筋肉づくり。一般的には両立が難しいと言われることもあるが、中島さんはどちらも諦めない。
「長い距離を走ることは筋肉を大きくするためにはあまりおすすめされませんが、私はどちらも好きなので続けたいです。そんな人がいても面白いかなと思います」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介










