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「体力おばけ」は休み方が上手い?パフォーマンスを最大化する「防衛体力」の秘密【前田修平のまいにちセルフケア】

あなたの周りに、一日中アクティブに動き回っているのに、いつも元気で「いつ休んでいるんだろう?」と思わせるような人はいませんか?

「体力おばけ」と呼ばれる彼ら。実は、人一倍タフな彼らには共通した「休み方の極意」があるのです。

今回は根性論ではない、科学的な視点から見た本質的な体力を獲得するために必要な考え方と適切な休み方について紐解きます。

【動画】「体力おばけ」は休み方が上手い。寝ても疲れが取れないあなたへパフォーマンスを強化する新習慣

1. 体力には「攻め」と「守り」の2種類がある

体力があると聞くと、重いものを持てる、長く走れるといったアクティブに動くための力を想像しがちです。しかし、コンディショニングの世界では、体力を大きく2つに分けて考えます。

行動体力:筋力や持久力など、体を動かすためのエネルギー
防衛体力:ストレスに対する抵抗力、体内の環境を一定に保つ力(ホメオスタシス)

「体力おばけ」と呼ばれる人たちは、実は防衛体力の管理に長けています。どれだけ行動体力が高くても、防衛体力が削れてしまうと、体調を崩したり、メンタルが落ち込んだりしてしまいます。コンディションが悪くなると行動体力を維持向上するためのトレーニングすらできなくなってしまいますからね。

2. 休み方の極意は「波」を作らないこと

また、体力がありそうに見える一流のアスリートほど、実は風邪を引きやすいという矛盾があります。少し逆説的ですが、トレーニングで限界まで行動体力を使い、防衛体力が手薄になる瞬間があるからです。

本当にパフォーマンスが高い人は、自分の限界を知り、体調を崩す前にブレーキを踏むことができます。一貫性を保てるというのが本当に体力がある人なのです。

押し引きのコントロール:頑張りすぎる前にあえて休む判断ができる。
アクティブレスト:ただ寝るだけでなく、自分が心から楽しめる活動(お出かけや趣味など)でストレスを発散する。

このように、体調の大きな波を作らず、安定した状態を長く維持することこそが、重要なのです。

3. 今すぐできる!パフォーマンスを強化する新習慣

では、具体的にどうすれば防衛体力を高められるのでしょうか?ポイントは2つです。

① 寝ることを最優先にする

体は寝ている間に回復します。私も相談を受けた際は「食事やストレッチに気を配るよりも先に、まずは睡眠時間を確保してください」とアドバイスしています。

1日7時間以上の睡眠。難しい場合は、起床時間だけでも固定するようにする。
入浴のタイミング:寝る直前のお風呂は避け、1時間半前には済ませる。体温が下がっていく過程で、自然な眠気が訪れます。

② 24時間を「客観視」する

何となく疲れている状態から抜け出すために、1日のスケジュールを書き出してみましょう。

自分がどこに体力を使っているか?(仕事、家事、育児など)
それは「体」の疲れか、「心」の疲れか?

 これを可視化することで、「ここは休めたはずだ」「この活動はもっと効率化できる」「これをすると気分が落ち着く」といった発見が出てくるはずです。

まとめ:体力作りは「自分を大切にすること」

「体力おばけ」になることは、無理をして動き続けることではありません。自分の状態をよく知り、適切なタイミングで守りの体力の充電を優先できる人のことです。

自分を大切にするケアの積み重ねが、あなたのパフォーマンスを着実に変えてくれるはずです。

著者:前田 修平(まえだ・しゅうへい)
NASM-PES、はり師・きゅう師。ストレッチを中心とした身体のセルフケアを学べるYouTubeチャンネル『前田のまいにちセルフケア by GronG』を運営。登録者は43万人以上(※2026年5月時点)。科学的な根拠をもとに、健康的な身体づくりのためのセルフケア方法をわかりやすく伝えている。

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