7月5日、門真市民文化会館ルミエールホールにて『マッスルゲート大阪大会』が開催された。下半身の筋量が評価されるウーマンズウェルネスでは山脇恵(やまわき・めぐみ/44)さんが2位入賞した。
痩せられなくて結婚破談
山脇さんがジムに通い始めたのは約6年前。当時付き合っていた彼に「結婚したいなら痩せて」と言われて痩せようとしたが、リバウンドを繰り返し痩せきれなかった。当時は162cm83kg。痩せたときでも70kgを切ることはなかったそうだ。
「その頃は、ジムで有酸素運動をしていましたが、筋トレはしていなくてお風呂会員でした。痩せきれず、『結婚できない』と言われて別れ、『絶対に見返して、痩せたねと言わせてやる』と決意し、トレーナーに相談して筋トレを始めることになりました」
初めの3カ月は週2回、上半身と下半身のパーソナルトレーニングを受け、自分でも毎日トレーニングに励んだ。半年後、65kgになって元彼に会い、「痩せたね」と言われた。
「目標を達成して、筋トレは終わろうと思っていたのですが、身体が変わっていく過程が楽しくて、ハマってしまいました」
みんなでコンテスト挑戦だったはずが
「そのときのトレーナーから『せっかく筋トレしているからコンテストに出ましょうよ』と声をかけられました。みんなで出ましょう、という話だったので一人じゃないならやってみようと思ったのですが、蓋を開けてみればエントリーしたのは私一人。でも一回出ると決めたので出ることにしました」
始めての大会では、レギンス部門に出場し2位。元カレを見返すまでのダイエットはお菓子をやめて、食事の量を少し減らす程度だったが、コンテストに向けて指導された通りの食生活を実行した。お菓子は食べず、タンパク質中心で4~5食に分けて食べる。2023年、体重は52kgになった。
「筋トレは好きだけれど、食べるのも好きで、食事管理がものすごく苦手。もうやりたくないと思ったけれど、2位だったのがくやしくて、レギンスで1位を獲るまでやろうと思いました」
翌年、目標どおりレギンス部門で優勝。しかし、山脇さんが競技をやめることはなかった。
「何度もやめようと思うけれど、コンテストに出ると、周りの皆さんから刺激を受けて、私も頑張らないと、と思ってしまうんです。次の目標を考えたとき、脚が太いのがコンプレックスだったけれど、ウェルネスは下半身重視の新しい競技で、もしかしたら向いているかもしれない、とチャレンジしました」
ウェルネスに挑戦するようになり、コンプレックスは解消された。「今は脚をもっと太くしたい、大きくしたい」と思っている。
「身体も変わりましたが、一番変わったのは周りの反応です。LINEのアイコンをウェルネスのビキニ写真に代えた途端に、しばらく連絡を取っていなかった知り合いから『これ本当にあなた?』『AIじゃないの?』『何をしたの?』とたくさん連絡がきました。今は筋トレを布教しています(笑)」
常に目標を見つけて挑戦した山脇さん。その姿は、挑戦し続けることの大切さを私たちに教えてくれる。何かを始めたいと思っている人にとって、一歩を踏み出す勇気を与えてくれるはずだ。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。
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