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親友の遺言で筋トレ開始してミックスドペアに挑戦!「誕生日が同じで性格も似ているけれど、体質も似てしまうのかな」

2026年10月4日、『マッスルゲート京都大会』が京都パルスプラザで開催され、ミックスドペアでは飯室圭介(いいむろ・けいすけ)さん、後藤孝枝(ごとう・たかえ)さんが優勝した。2人は同じジムでダンスのスタジオレッスンに通う友人同士で、誕生日が同じ。「性格も体質も似ている」という2人は息ぴったりのステージを見せた。

【写真】後藤孝枝さんの発達した三頭筋とペアのフリーポーズ

後藤孝枝さん、飯室圭介さん

親友の遺言で筋トレ開始

後藤さんは自宅でゲームをしたり、ペットと遊んだりして過ごすことが好きなインドア派だった。ところが10年前、急な病で亡くなった親友の遺言が「私みたいにならないように、健康だけは気を付けて」だったことで、ジムに行くことを決意した。

「運動が苦手で、ジムに行くのはいやだったけれど、最後を看取った彼女の遺言だからやらなきゃいけない、と通い始めました。週6~7回、1回3時間。分割法もやってみましたが、マシンが空いていないと他の部位もすることになり、結局全身法でやる方が調子もよかったので全身をトレーニングしています」

去年、同じジムに通う仲間とマッスルゲートに出ようという話になった。5人で2025年10月の静岡大会に出場した後、飯室さんから「ゴールドジムジャパンカップに連れて行ってやるよ」と言われ、ミックスドペアに出場することになった。

「ジムですごい身体の人を見かけると、どういう種目でその身体になったのか聞きに行ったり、パーソナルをお願いしたりするようになりました。自分の大きくしたいところと、できあがった身体が一致しないのが面白くて、私は下半身を鍛えてバキバキにしたいのに、褒められるのは三頭筋と背中なのです」

後藤さんは上級者に教えてもらったスカルクラッシャー(ベンチに寝てEZバーを頭の上で上げ下げする種目)で三頭筋を鍛え、背中はチンニングとラットプルダウンで鍛えた。

「2カ月前にケガで上半身のトレーニングができなかったので、徹底的に下半身を強化しましたが、やっぱり苦手でなかなか筋肉が付きません。飯室さんも同じで、背中に比べて脚が弱いんです。2人ともブルガリアンスクワットをよくやっているのですが、まだ細いし、減量よりも増量の方が苦手。誕生日が同じで性格も似ているけれど、体質も似てしまうのでしょうか(笑)、努力家で、決めたことは毎日取り組むところも同じでやりやすいです」

ペアのフリーポーズの練習は大会2カ月前から始めた。スタジオが空く夜の練習は、初めは週1回、その後週2回になり、2週間前からは週4回になった。時間は30分から1時間だったが、最後の1週間は3時間練習したそうだ。

「音楽を聴きながら鏡を見て練習し、次は鏡を見ないで録画しながら練習し、録画を見て反省する、という繰り返しでした。2人ともダンスをやってきたので、フリーポーズの振り付けがとても楽しくて、やってよかったです。2人だとポージングも検証し合えるのがいいですね」

後藤さんは筋トレを始める前までは、考えて、決めて、計画を立てるという慎重派だった。筋トレを始めてからは、まず決める、計画を立てる、考えて改善するという順番に変わった。

「まずやると決めると、やるしかなくなり、目標ができます。計画を立てて、何が足らないか考えるようになります。これは自分の人生の中で大きな変化でした。考える前にやる決断をすることがいろんな意味で大きく変わるチャンスだと思います。年齢を理由に変わらないということはなく、絶対変化はあるはずです。もっとポジティブにチャレンジすることが私のこれからのテーマです」

親友の遺言をきっかけに始めた筋トレは、後藤さんの身体だけでなく、考え方や人生への向き合い方まで変えた。まず決めるという一歩が、新たな目標を生み、自分でも気づかなかった可能性を引き出してくれるのかもしれない。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:岡暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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