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コンプレックスだった太い脚を強みに変えた26歳 地元淡路島の地でPOWER BUILDING CLASSICに挑戦、デッドリフト105㎏を成功【筋トレ】

「昔は『脚太いね』と言われるのがコンプレックスだったんです」

そう語るのは、会社員として働きながら、筋トレを2年ほどしている濵田萌里(はまだ・もえり/26)さんだ。10月5日(日)、兵庫県・淡路島大浜海水浴場で行われた『POWER BUILDING CLASSIC(パワービルディングクラシック・以下PBC)in AWAJI 2025』のウィメンズ部門に挑戦した。実は濵田さんはこのPBCが筋トレを始めるきっかけとなった。

【写真】地元淡路島の地で105kgのデッドリフトを成功させた濵田萌里さん

濵田萌里さん

同期の挑戦に心を動かされた。「私もやってみたい」と思った瞬間

トレーニングを始めたきっかけは、会社の同期の姿だった。

「同期がPBCの第一回大会(2023年開催)に出場していて、ステージで堂々と立っている姿を見たときに『めっちゃかっこいい!』と思ったんです。私も地元が淡路島なので、いつか私も出てみたいという気持ちが強くなって、ジムに通い始めました」

少しずつ筋肉がつき、引き締まっていく自分を鏡で見るたびに、ボディコンテスト出場への思いがどんどん強くなっていったという。

「どうせやるなら色々な大会に出たいと思って、『マッスルゲート』の京都大会や神戸大会など、他団体の大会も出場していくうちに、フィットネスの世界にどんどんハマっていきました。そして去年のPBCにも挑戦することができました!」

今回のPBC後の率直な感想を聞くと、真っ先に「悔しい!」という言葉が返ってきた。

「絞りきれなかったのが心残りですね。でも、それ以上にフィットネス仲間ができたことがうれしかった。一緒に頑張れる人がいるって、やっぱり大きいです!」

濵田さんは、大会を通して生まれたつながりが次の目標へのモチベーションになっているようだ。社会人として働きながらトレーニングを続けるために、どのように時間管理をしているのだろうか。

「一回家に帰ると寝てしまうので、仕事帰りにそのままジムに行けるように準備しています。トレーニングウェアやシューズを前日にバッグに入れておいて、考える前に行動できるようにしています。どうしても外出できないときのために、家にもトレーニング環境を整えました。ベンチとダンベルを買って、家トレができるようにして、忙しいときほどやれることをやるという意識でいます」

食事面では、オフの時期も基本的に減量期と同じメニューを続けている。

「できるだけ揚げ物は控えています。予定がある日以外は、基本的に減量中と同じような食事です。主食は鶏むね肉ですが、食欲が落ちるときもありますね。そういうときはミンチにして鶏そぼろ丼にしています。食べやすくするだけで、続けやすくなるんですよね。減量中もしんどいときは魚を取り入れるなど、無理せず工夫しながら続けています」

トレーニングを始めてから、周りからの反応も大きく変わった。

「久しぶりに会った人に『垢抜けたね!』と言われるようになりました。昔は脚の太さがコンプレックスだったけど、今ではスキニーパンツや短パンをおしゃれに履けるようになりました。自分の身体を隠すのではなく、楽しめるようになったことが大きな変化です。昔は痩せたい一心で炭水化物を抜いたり、塩を抜いたりしていたんです。でも、それが全部間違いだったことにも気づくことができました。今では、炭水化物や塩を適切に取ることが、身体づくりにとって大切だと実感しています」

「大切にしている言葉があります。『やりたいと思えば挑戦すればいい。成功するかどうかはやってみないとわからない』。これは野球のイチロー選手の言葉なんですが、私の座右の銘です。もし迷っている人がいたら、失敗を恐れずにまず挑戦してほしい。行動すれば、絶対に何かが変わります」

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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:POWER BUILDING CLASSIC運営

執筆者:柳瀬康宏
『IRONMAN』『月刊ボディビルディング』『FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格:NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動。2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに挑戦中。

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