サマスタ選手 コンテスト

42歳が「お尻まで」バキバキに仕上げてボディコンテスト満点優勝 テーマは「脱いでもカッコよく」

9月7日(土)、 高崎市文化会館にてフィットネスコンテスト『SUMMER STYLE AWARD 群馬予選』が開催され、宮崎貴博(みやざき・たかひろ / 42)さんがスポーツモデル部門マスターズクラスで優勝を果たした。全身の筋肉がバランスよく発達し、絞り切った身体であることが求められるこの部門。37歳以上の選手で競われるマスターズクラスで文句なしの満点優勝を勝ち取った宮崎さんの身体作りに迫った。

【写真】宮崎貴博さんのバキバキに割れた6パック腹筋

「コンテストへの出場歴は今年で10年目。フィットネスクラブで働いていることもあり、筋トレは身近な存在で習慣化されたものでした。昔は『ボディコンテスト=ボディビル』という印象が強かったのですが、別団体でまるでモデルのような体型でコンテストへ出場をしている様子を見て、私も大会出場に挑戦をしたいと強く思うようになりました。この大会は大会終了後にフィードバックがあるため次へのステップも見えやすくて。今ではやりがいになっています」

今年で10周年を迎える『SUMMER STYLE AWARD』。同団体でPRO選手として活躍をする宮崎さんが今大会、マスターズクラスへの出場を決意した背景には並々ならぬ『サマスタ愛』があった。

「これまでは年齢制限のないクラスでPRO選手として頑張ってきたのですが、団体が10周年という大きな節目を迎えるにあたって新たな思いも芽生えてきて。それは、12月に開催される決勝大会でマスターズも盛り上げたいということ。わずかな力かもしれませんが、私を見ておじさんでもカッコいい身体になれるのだと、筋トレを始めるきっかけを一人でも多くの方に与えられたらと考えています」

宮崎さんの身体作りのテーマは『脱いでもカッコよく』。服を着て見えない部分も鍛え抜く意識を強く持っているという。

「個人的な感覚ですが、いくら上半身が筋肉隆々でもお尻が垂れていたらがっかりしてしまう気がして。脱いでもカッコいい身体はとても大切なことであると考えています。”見えないところを鍛えても意味がない”と感じる方も多いかもしれませんが、服をきたときのスタイリッシュさが格段に変わります。今回は上半身はもちろんのこと、ハムストリングやお尻を中心とした下半身のカット出しに力を入れました」

フィットネスクラブでパーソナルトレーニング指導やスタジオインストラクターとして働く宮崎さん。仕事柄、身体を動かすことも多いなか、どのように自身のトレーニングとの両立を図っているのだろう。

「仕事でも身体を動かす時間が長いため、有酸素運動をしている感覚はあります。ときには1日5回運動をすることも。でも、この環境を言い訳にするのは絶対にしないようにしています。私であれば仕事で有酸素運動はできているため、自分の身体作りで改めて有酸素運動はせずに済むと考えていますね。環境のせいにせず、環境を活かすのです。何事においてもプラス思考は重要です」

自分の置かれた環境に言い訳をせず、目標に向かって突き進むことが宮崎さんの強さたる所以だろう。

宮崎貴博さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

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