10月6日(日)、 埼玉県・久喜総合文化会館にて『サマー・スタイル・アワード』女性カテゴリー限定コンテスト・大奥予選が開催され、浄善瑛莉(じょうぜん・えり/28)さんがビューティーフィットネスモデル部門(※)トール(161cm以上)クラスで自身初の優勝を果たした。今大会に向け「丸みのあるお尻を作り上げた」と言う浄善さんのトレーニングの秘訣とは?
(※)ビューティーフィットネスモデル部門は、肩・ヒップ・太ももは丸みのあるアウトラインが見えることが好ましく、しなやかなポージングが重視されるカテゴリーである
モットーは「たくさん食べ、たくさんトレーニング」!
今年3月に大会への初出場を決意した浄善さん。公務員として働きながら、仕事にトレーニングに励み、6月30日開催『サマー・スタイル・アワード関東予選』に初出場。ビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで3位、ルーキー(過去に同カテゴリで5位以内入賞経験なし)ビューティーフィットネスモデル部門で2位という結果を勝ち取った。
「次の目標はプロカード。10月5日開催の埼玉予選、そしてこの大奥予選への出場に向けてこの3カ月、楽しかったトレーニングがそう感じられなくなるくらい、ハードな追い込みを続けてきました」
自身をこれまで「バランス型ではあったものの、これという強みがなかった」と分析。そこでお尻のトレーニングに力を入れ、丸みのあるラインを手に入れた。
「まず最初の1カ月間は増量期として、筋力アップを重視しました。残り2カ月間も減量期ではありますが、“たくさんトレーニングをしてたくさん食べる”をモットーにボディメイクに取り組みました」
丸いお尻はアブダクションで作る 食事も飽きない工夫を
トレーニングは時間半を週5日。毎回重量や回数を更新していった。お尻を集中的に鍛える日は計7種目を、それ以外の日も毎回必ずお尻の上部を鍛えるアブダクションだけは欠かさなかったと言う。またお尻を鍛える日はパワーが出るよう摂取カロリーを増やす工夫もした。
「減量期の摂取カロリーは2000kcal /日(尻トレの日は2500kcal/日)から始めて、絞り具合を確認しながら最終的には1600kcal/日まで減らしていきました。大会1カ月前からは和菓子など砂糖が入ってるいるものは食べず、またお米、鶏むね肉、豆腐、魚、野菜などといったクリーンな食材を使った食事を心がけました。鶏ムネ肉は飽きないようミンチにして、ガパオライス、タコライス、カレー、鶏つくねなどにアレンジして食べ続けました」
日々ハードなトレーニングをこなす一方で、ストレットやマッサージなどの身体のケアも入念に行った。たくさん寝ること、シャワーで済ませず湯船に浸かりリラックスすることなど、疲れをためないことも重要だと感じたと言う。
今年3月に大会への初出場を決意し4月にトレーニングを開始、6月末の初出場・初入賞を経て約6カ月という短期間で初優勝を手繰り寄せた浄善さん。そのトレーニングや食事の工夫、休養方法などから学べることがあるのではないだろうか。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:中原義史
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