サマスタ選手 コンテスト

更年期でも「スリムボディ」を維持 46歳・ピラティストレーナーがボディコンテストで優勝に輝く 「何かしらで日本一になりたい」でサマスタ挑戦

11月3日(日)、 ひらしん平塚文化芸術ホールにてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード 横浜予選』が開催され、ゆうこ(46)さんがビキニ(ベティ)部門マスターズクラスで優勝を果たした。全体的に脂肪は少なく、引き締まった身体が求められるこの部門で、年齢を感じさせない肉体美は観客を引き込むものであった。

【写真】46歳・ゆうこさんの引き締まった筋肉

何かしらで「日本一」になりたい!ボディコンテストの道へ

40歳を迎えた6年前、1つの節目として何かしらで『日本一』を獲得し、記念に残るものにしたいと考えたゆうこさん。筋肉のある身体への憧れとピラティストレーナーとして活動する背景から同団体での『日本一』を決意した。

「コンテストへの出場を始めて6年目になりますが、ジムへの入会経験は1度もありません。身体作りは自分のサロンにあるピラティスマシンとスミスマシンの使用だけ。その他の筋トレ器具は使うことなく、ここまで身体を仕上げてきました。種目を工夫すれば、ジムに通わずとも身体を鍛え上げることはできるのです」

ゆうこさんは同団体のプロ選手でありながら認定講師としての顔ももつトップ選手。ボディコンテスト出場を目指すのであれば、まずはジムへの入会が必須条件と言っても過言ではない中、どのようにしてピラティスとスミスマシンのみで身体作りをしているのだろう。

「ピラティスは主にインナーマッスルの強化に役立っています。本番では高いピンヒールを履きながらウォーキングやポージングを行わなければなりません。この際に体幹が弱いとフラつきが生まれ、美しいステージングとはならないため大切な要素となっています。また、姿勢の美しさや怪我予防にもつながると言えるでしょう。スミスマシンではバーベルを担げば下半身を、椅子に座ったりうつ伏せになれば上半身を鍛えることも可能な器具です。今大会はこのような方法で全身をバランスよく鍛えてきました」

更年期でも「美しい体型」を維持する秘訣は“バランス良い食事”

20代〜30代のころは身体の線が細く、筋肉もつきにくい体質であったというゆうこさん。食事にも無頓着で、筋肉をつけるためにはタンパク質の摂取が重要という基本的なことすら知らなかったという。

「若いころはいくら食べても太らない体質で、悩みでもありました。しかし、年齢を重ねるうちに食べた分はしっかり身体に反映されるようになって。体質の変化に適応することに苦労するようになりました。痩せにくくなった原因は代謝の低下にあると思うので、適度な有酸素運動や温かいものを口にするといった代謝を落とさない努力をしています」

ゆうこさん

女性であれば誰もが直面し、身体への悩みも抱えやすくなる更年期。ダイエットが進みにくくなる中でも、美しい体型を維持する秘訣とは。

「まずは食生活を見直してみましょう。ダイエットというと、食べないことに考えが偏りがちですが私は違って。ダイエットは正しく食べることから始まると考えています。3食バランスよく摂取することですね。そうすると、栄養の偏りも次第になくなるでしょう。40代はホルモンバランスの変化も感じやすくなりますが、食事が整えばホルモンバランスも整い始めますよ」

これからも、ジムに行かずとも食事やピラティス・基本的なトレーニングで美しい身体は手に入ることを証明してくれるだろう。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

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佐藤奈々子選手
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