サマスタ選手 コンテスト

「腰高ヒップ」で魅せた28歳 「写真に写る姿が想像以上にぽっちゃりで」筋トレ開始 ボディコンテストで優勝に輝く 

11月3日(日)、神奈川・ひらしん平塚文化芸術ホールにてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード 横浜予選』が開催され、永井絢子(ながい・あやこ / 28)さんがビューティフィットネスモデル部門ショートクラスで優勝を果たした。健康的で魅力的で美しいスタイルとルックスが求められるこの部門で女性らしさをアピールした肉体美は観客を引き込むものであった。

【写真】永井絢子さんの持ち上がったヒップ

永井さんが筋トレを始めたきっかけはダイエット。両親と出かけた際に撮影した1枚の写真をきっかけに身体作りに目覚めた。

「旅先で撮影した写真に写る自分の姿が想像以上にぽっちゃりしているように感じました。これをきっかけにジムへ入会し、身体作りを始めたのですが、まさか自分がボディコンテストに出場するようになるとは……。肩は絶対に大きくなりたくなかったし、腹筋も縦ラインがうっすら入るくらいの体型を目指していたんです。コンテストでの身体の露出にも抵抗がありましたね。でもある日SNSで韓国の女性トレーニーでとてもかっこいいと思う方を見つけて。少しずつ自分の中にある『かっこいい』の基準も変化していく中で、目標を持つためにもコンテスト出場を決意しました」

競泳経験もあるため運動は大好きだったという永井さん。しかし、身体作りへの知識は浅く、トレーナーからの指導を受けるまではダイエットの方法も自己流。痩せ型ではあったものの『健康美』とは言えない体型だったという。

「知識がないころは過度な食事制限や運動量で身体に負担をかけてしまっていました。朝食はスープだけ、夕食もサラダのみ。明らかに栄養不足だったと思います。運動においても、無理に長距離の走り込みをしたこともありました。スタイルが良いというより『ヒョロヒョロ体型』に近かったと思います。低血糖で起床時はフラフラになることもありました」

今大会はお尻を中心としながら全身の強化に取り組んだ永井さんはどのような方法で『ヒョロヒョロ体型』を脱却したのだろう。

「今回は量より質を意識したトレーニングをしていました。しっかりと狙った部位に刺激が入っているか。動作の確認をしながら1回1回を丁寧にこなしてきました。がむしゃらさや、なにも考えないやみくもなトレーニングは卒業です。食事も今では最低3食は必ず取っています。栄養バランスも意識することで健康的に痩せる身体作りができていますね」

永井絢子さん

過度なダイエットで失敗経験があるからこそ得られたこともあるという永井さん。身体作りに取り組む際に大切となる心持ちを語ってくれた。

「一番大切なのは完璧を求めすぎないことだと思います。そのときの自分のベスト・最善の選択をすることを毎日続けてみてください。長いスパンで考えたとき、ストレスのない範囲で良い選択を続けていくと心身ともに変化が生まれます。ときには甘い物を食べてしまったり、ボリュームのある食事を取ってしまうこともあるでしょう。そんなときでも自分を責めないで欲しいんです。やってしまったことをマイナスに受け止めすぎず、どこかで帳尻を合わせる程度に。いい意味でライトに考えてあげることをおすすめします!」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:永井絢子さんの持ち上がったヒップ

取材:池田光咲 写真提供:永井絢子

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >




佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手