サマスタ選手 コンテスト

血管うねるバキバキボディでコンテスト優勝「筋肉がなかなか大きくならない」悩みを改善した取り組みとは

11月23日(土)、行田市産業文化会館にて『サマー・スタイル・アワード最終予選&ROOKIE CHALLENGE CUP最終予選』が開催され、伊藤裕次(いとう・ゆうじ / 37)さんがルーキースタイリッシュガイ部門で優勝、またスタイリッシュガイ部門ショートクラスで3位入賞を果たした。「筋肉がなかなか大きくならない」という悩みと「絞りが甘い」という課題を克服、見事栄冠に輝いた伊藤さんのボディメイク術とは。

【写真】伊藤裕次さんのバキバキの背中

「好きなものは海とファッション」と言う伊藤さん。

「もともと食べても太りにくい体質で痩せていたので、かっこいい服を着ても、水着姿になっても、なんだかいまいち決まらないなって。それで3年くらい前にダンベルを買って宅トレを始めたのですが、多少の変化はありつつも、身体を大きくすることはできませんでした」

そこで昨年3月ごろから友人の通うジムに入会、週1回のパーソナルトレーニングと週3回の自主トレを開始した。

「まず取り組んだのが、しっかりと筋トレしつつ、とにかくたくさん食べるということ。トーレーナーさんからのアドバイスで、1日の食事回数は3回から、朝食、間食、昼食、間食、夕食、夜食の6回に。特に制限のない今まで通りの食事を3回、他に間食、夜食にはバナナ、プロテイン、おにぎり、卵かけごはんなどをよく食べていました。お腹が空いていなくても食べるよう、むしろお腹が空く時間がないようにとトレーナーさんから言われていて、実際いつもお腹が空くこともなく次の食事の時間が来てしまう状態で、正直、つらかったですね(笑)」

結果、55kgほどだった体重を、今年1月までの約10カ月で、67kgにまで増加させた。そんな努力を続けるなかで「せっかくなら目標があったほうが」とコンテストへの出場を決意。トレーニングの頻度も週4回から週5、6回に増やした。

「6月開催の『サマー・スタイル・アワード関西新人類&ROOKIE CHALLENGE CUP 西日本予選』への初出場を目指して、2月から減量を開始しました。食事内容も鶏むね肉、ブロッコリーと白米に変え、大会までに10kg超減量しました」

結果はルーキースタイリッシュガイ部門で6位。自覚があり、またフィードバックでも言われたことだが「絞りが足りなかった」と言う課題が残った。

「大会直後に食欲が爆発してしまい、何を食べたか記憶にないくらい常に何か食べていて、4日で8kg太りました。気付けばお腹がぽっこり出ていて(笑)」

しかし以降は大会前の減量食に戻しトレーニングを継続することで、課題の絞りを克服。2回目の大会出場にして初優勝を獲得した。

「今年はスタイリッシュガイにチャレンジしましたが、最終的にはスポーツモデルぐらいの体形になることが目標です。来年部門変更して出場することを目指してトレーニングを続けていきたいと思っています」

伊藤裕次さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:大塚真奈美 撮影:夏目英明

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佐藤奈々子選手
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