サマスタ選手 コンテスト

「自分もやってみたい」45歳女性が作り上げた筋肉ボディ 筋トレ継続のコツは「まずはスタジオレッスンから」 

11月3日(日)、 ひらしん平塚文化芸術ホールにてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード NOVICE PRO EAST』が開催され、塩入彩子(しおいり・さえこ / 45)さんがプロ・ビキニ(ベティ)部門で1位の座を掴んだ。全体的に脂肪は少なく、引き締まった身体が求められるこの部門。プロという地方予選を勝ち抜いた選手のみが出場可能なハイレベルな戦いの頂点に立った塩入さんの身体は、完璧と言っても過言ではないほど作り込まれたものであった。

【写真】塩入彩子さんのバランスの取れた肉体美

塩入さんがコンテスト出場を目指すきっかけとなったのは、大会観戦。自身が指導を受けているパーソナルトレーナーが出場する大会の応援に赴いたことであった。

「観戦をしていて"凄い"と感じるものの、自分には到底できないことだという感情にもなっていました。でも次第に"自分もやってみたい"という気持ちに変化していったんです。特にサマスタは自分にない身体の理想に近いものがあり、その魅力に引き込まれました。努力した分、身体に変化が現れるトレーニングの楽しさにもハマり、思い切って出場を決意しました」

そんな塩入さんが今回意識したのが、全身のボディバランス。筋量と絞りのバランスが勝敗の鍵を握るため、伸び代と感じた部位はずべて強化。日々のコンディションを見て調整をしていたという。

「日々トレーニングを行い、自分の身体と向き合っていると、強化するべき部位も細かく出てきてしまうんです。そのため今回は、伸び代と感じた部位はすべて強化し、全身の強化に励んできました。バランスの良い身体に仕上げるためにも、トレーナーさんとのコミュニケーションの時間は多く取りましたね。自分の感覚とトレーナーさんの所感をすり合わせ、トレーニング内容に反映してきました」

定期的にトレーナーを付けて筋トレを行うことで、1人では感じられない経験ができたと語る塩入さん。トレーナーの有無でどのような違いが生まれるのだろう。

「1人で行うトレーニングも十分楽しいですが、トレーナーをつけるとその楽しさは倍増します。自分でやるとフォームに誤りがあったとしても気づきにくいですし、どこかで必ず壁にぶつかる可能性も高いです。私は月1回でも良いので定期的に専門知識を持った方に教えてもらうことをオススメします。新しく得られる知識が楽しさややりがいにもつながりますよ」

トレーニング歴は10年以上になる塩入さんに筋トレを継続するコツを伺った。

「大切なのは楽しみを見つけること。仮にあなたがジムに通うことから遠ざかっているのであれば、まずはスタジオレッスンから始めてみてはいかがでしょうか?そして、レッスンに出たついでにトレーニングをしてみる。どんなことでも、嫌々な気持ちで取り組むものは続きません。『興味』や『好き』があるから続けられるのです。これまで身体作りに挫折してきた方も一度スタートラインに戻り、自分なりのトレーニングの楽しさを見つけてみましょう!」

塩入彩子さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

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