サマスタ選手 コンテスト

二児のママで看護師 「24時間じゃ足りない」と隙間時間で進化した脚線をつくりボディコンテストで上位入賞

「毎日が24時間じゃ足りないと思う日々でした。トレーニングを頑張るのはもちろん、それ以外の時間でもいかに身体を良くしていくかを考えて1年間を過ごしてきました。悔しい思いはありつつ、やれることはやりきったという満足感があります」

原田恵久美(はらだ・めぐみ/40)さんは、日勤・夜勤入り混じる看護師業と二児の子育てに奮闘しながらのボディメイクを振り返ってそう語る。

【写真】原田恵久美さんの進化した脚線美

12月8日(日)、今年10周年となる人気ボディコンテスト、サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)の全国頂上決定戦『FINAL』が東京・渋谷ベルサール渋谷ガーデンで開催された。原田さんは、モノキニビキニでのしなやかなボディラインを競うビューティーフィットネス部門マスターズ(37歳以上)クラスに出場、4位入賞を果たした。

「砂時計型の背中をつくるために大円筋や広背筋下部のトレーニングを強化したほか、より魅せ方を美しくする過程でボディビルのポージングを練習しました」

背中の筋肉群を逆三角形の形に広げるバックラットスプレッドの感覚を得たことで、ボディラインをより効果的に強調できるようになったという。

「トレーニングの時間が足りないからこそ日常で色々模索したのが功を奏しました。特に、脚線をよりシャープにするために有酸素をウォーキングだけでなくエアロバイクもプラスすることで、浮腫んだようなボテっとした感じがなくなり質感が良くなったのを実感します」

また、くびれを強化するため普段の呼吸もドローインを意識した深い動作に変えるなど、些細かもしれないと思えることも全て取り入れて試してきたと語る。

「全国で5位以内に入ること、フリーポーズをする(10位以内で可能となる)という目標が達成できて来年への意欲になりました。どんなに慌ただしくても週に4日はジム通いを続けられたことも、自分への自信になりました。大変だったけど振り返ると楽しかった。それが一番の収穫です」

“ずっと美しくありたい”。そう願いつつも日常にいつしか忘れてしまう想いを、不断の決意で成し遂げる。その過程が見えるからこそ、ステージに立つ人の美しさにより感動を覚えるのかもしれない。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:にしかわ花 撮影:夏目英明

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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