外資系企業で働きながら、ジムのスタッフ兼トレーナーとしても活動しているアヤナ(あやな/25)さんはサマースタイルアワードのルーキービキニモデル部門で見事2位に輝いた実績がある。多忙な中でもボディメイクを続けるアヤナさんのトレーニングは、筋肉をつけるだけでなく、自分と向き合うための大切な時間でもあった。
【写真】アヤナさんの白肌メリハリボディとトレーニングに向き合う姿
「最初は韓国アイドルのような細くてきれいな身体を目指していましたが、筋トレをすることで自分と向き合う時間が増えて、気がつけば筋トレの魅力にどっぷりハマっていました(笑)」
幼いころから周囲と比べて、ひとまわり身体が大きかったというアヤナさんは、トレーニングを続ける中で、身体について褒められる機会が増えた。
「バスケットや水泳を14年ほど続けていたこともあり、肩幅の広さや脚の太さがずっとコンプレックスでした。でも筋トレをしてコンテストに出場するようになって、脚の太さや広めの骨盤、がっちりとした体型を褒めていただくことが増えました。コンプレックスが自慢になるなんて思いもしませんでした。捉え方ひとつで気持ちもガラッと変わるんだな、と感じています」
身長166cmのアヤナさんは、コンテスト出場時は57kgまで減量したが、筋肉を大きくするために66kgまで増量し、日々高重量のトレーニングに向き合っている。
「パワーもあるほうかもしれません。肩のトレーニングでは、ダンベルプレスだと片手18kgを7回くらい持ち挙げられます。でも一番好きなトレーニングは脚トレです。ハックスクワットがあったら飛びつきたくなります(笑)。脚トレは辛いですが、『先週の自分を超えてやる!』という気持ちで毎回挑んでいます。脚トレは精神的に鍛えられるメリットもありますね。仕事や日常でつらいことがあっても、『脚トレのほうがよっぽどきつい!』と思うと、私生活でのイライラとか落ち込んだことが全部どっかにいきます(笑)」
筋トレは身体が変わるだけではなく、自分と向き合う大切な時間にもなり得るのかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材:柳瀬康宏 写真提供:アヤナ
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