栄養士として働きながら、筋トレやボディメイクにも励むみき(31)さんは、2020年にトレーニングを開始し、『ベストボディ・ジャパン宇都宮大会』で3位入賞。その後、2021~2022年にはサマースタイルアワードのビキニモデル部門で入賞し、決勝大会にも出場している。ボディメイクには食事管理が必須であるが、栄養士として食とトレーニングを組み合わせ、健康的な身体作りを実践しているみきさんに、その秘訣を伺った。
「栄養士の知識を生かして実践している食事のポイントは、減量中でも食べる楽しさを失わないことです。減量中は、たんぱく質は鶏むね肉を中心に豆腐や野菜を組み合わせて摂取しています。豆腐は満足感をアップさせる優秀な食材ですね」
具体的な食事例を伺うと、ハンバーグ、カレー、麻婆豆腐など、一般的に高カロリーでダイエットには向いていないように思えるレパートリーだった。
「一見すると脂質が高そうに見えますが、減量用にアレンジして食事を楽しんでいます。ハンバーグは鶏むね肉と豆腐、玉ねぎでかさ増しをしています。豆腐を入れることで、しっとりと柔らかく仕上げることもできますね。カレーはキーマカレーを作っていますが、市販のルウを使わずトマト缶とカレー粉、ケチャップ、ソース、醤油などで味付けをして脂質を抑えています。麻婆豆腐は、豚ひき肉と鶏ひき肉を1:1で入れて、にんにく、生姜、甜麺醤、豆板醤などの調味料で味付けをしています。私は減量中でも調味料は制限していないので、味付けを変えてたくさんのレパートリーを楽しむようにしています」
減量中はどうしても甘いものが食べたくなるとのことだが、みきさんは低カロリーなスイーツ作りにも挑戦している。豆腐を使ったガトーショコラや米粉を使ったヘルシーなお菓子を作ることで、食事制限をしていても食べる楽しみがあるそうだ。
栄養学の専門知識を生かしたみきさんの食事方法は、栄養バランスを保ちながら無理なく理想の身体を目指すことができる。食事制限にストレスを感じる方は、みきさんのダイエット方法が参考になるかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 写真提供:みき
-サマスタ選手, コンテスト
-サマースタイルアワード, SSA