サマスタ選手 コンテスト

「元カレの束縛がすごくて…」ネガティブだった33歳が筋トレを通じてポジティブに メリハリボディでコンテスト入賞も

「元彼の束縛が強くていろんなことにチャレンジしたくてもできなくて、だんだんネガティブな性格になり自分に自信がなくなっていきました」

そう語るのは、アイラッシュデザイナー(※)の仕事をしながら、引き締まった美しい身体を競うコンテスト『サマースタイルアワード』で入賞するなどの結果を残している中川実咲(なかがわ・みさき/33)さんだ。
※まつ毛エクステやまつ毛パーマなどの施術を行う専門職

【写真】中川実咲さんの健康的なメリハリボディとアクティブな日常

「過去の彼氏の強すぎる束縛でネガティブな性格になってしまい、自分への自信を失ってしまった時期がありました。お別れをしてからはぽっかり心に穴が空いた状態でしたが、『このままじゃダメだ。絶対に強くなってやる!』という気持ちでキックボクシングや暗闇ボクササイズに通いはじめました」

運動を通してたくさんの素敵な仲間と出会えて、心から元気になれて、激しい運動後の爽快感で「自分は何をウジウジしていたんだ!」と吹っ切ることができ、嫌なことを忘れることができたという。

もともとメリハリのある海外モデルのような体型に憧れがあった中川さんは、ウエイトトレーニングにも打ち込むようになり心身ともに変化を感じていった。

「気づいたら人生が180度変わってました。新しいことに挑戦するたびに、どんどん自分が好きになっていくのを感じました。トレーニングウェアも、トレーニングする前の私服はダボダボのTシャツで隠してたんですけど、思い切ってスポーツブラとレギンスに変えました。そしたら周りから『かっこいい!』『憧れる!』って褒められて、本当にうれしかったです」

運動を通じて心がポジティブになっていき、挑戦したいことがだんだん増えていった。コンテスト出場はそのうちのひとつだった。

「トレーニング仲間から『一緒に大会に出ようよ!』と誘われて軽いノリで参加することにしました。以前の自分では考えられなかったと思います。しかもこんなにハマるとは思いませんでした(笑)。今では毎年挑戦するのが楽しみで仕方ないです」

減量中は飽きがこないように調理方法を工夫しながら健康的な食生活を実践したという。

「特にササミは欠かせませんね。ササミには脂肪が少なくタンパク質が豊富なので、筋肉の維持や身体づくりに必須です。あとは水晶鶏やささみ入りのおにぎりもよく食べています。ささみ入りおにぎりはプロテイン入りのおにぎりってことで『ぴにぎり(Pにぎり)』って呼んでいます(笑)。ほうれん草のおひたしの中にササミを入れたりしてササミ料理のバリエーションを減量中は楽しんでいます」

また、腸内環境の改善を目的にワカメや納豆、キムチなどの食物繊維や発酵食品を意識的に摂っており、「腸内環境が整うと免疫力が上がったり、身体の調子が良くなったりするんです。毎日食べ続けることで身体が変わりますよ!」と中川さんは語る。

元々は走ることが苦手だったが、トレーニングのおかげで体力や持久力が向上し趣味の幅はさらに広がった。

「走るの本当に苦手だったのに、ハーフマラソンとか障害物レースにまで挑戦しちゃいました。トレーニングを続けることで、自分の弱点を克服する方法も学べました。苦手なことでも楽しむ工夫が大切ですね(笑)。趣味のダンスにもトレーニングの恩恵があって、仕上がった身体で踊ったとき、明らかに動きが軽くてキレキレだったんです!トレーニングと趣味がこんなに相乗効果を生むとは思ってませんでした」

筋トレだけでなく、身体を思う存分動かすことは身体にも心にも良い影響を及ぼす。気持ちが沈んでいるときやネガティブになっているときに思いっきり身体を動かすことで、生活や人生を変えるきっかけになるのかもしれない。

中川実咲さん【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:柳瀬康宏 写真提供:中川実咲

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