サマスタ選手 コンテスト

「成長に年齢は関係ない」4児の父が1日1時間のトレーニングでボディコンテスト優勝を果たす

4月6日(日)、埼玉県・三郷市鷹野文化センターにて『サマースタイルアワード 2025 新人類』が開催され、上原航(うえはら・わたる / 40)さんがスポーツモデル・マスターズ部門で1位に輝いた。

【写真】上原航さんの引き締まった全身

本格的なボディメイクをはじめて約1年が経過した上原さん。学生時代から様々なスポーツ経験があるなかで、筋トレをスタートさせた理由とは。

「中学までは水泳、高校は水球、大学は合気道など。社会人になってからも武道系の競技では段を上げていきました。マラソンやマスターズ水泳にチャレンジしたことがあるほど、スポーツは大好きです。そんな中でもボディメイクを選んだ理由はシックスパックの身体が得られると思ったから。勤務時間が不規則な仕事をしている私でも両立ができそうでしたし、健康への相乗効果があると考えたのです。身体を鍛えればフットワークも軽くなり、仕事も私生活もさらに充実したものになるのではという期待感もありました」

成長は成功である

さらに上原さんはボディメイクを通して、大切な家族へメッセージを伝えていきたいと語る。

「4児の父として『成長』することの素晴らしさや、そのリアルを背中で見せたいと考えています。成果を出すためには努力が必要だということ、『やらされる』ではなく『自分で考えて取り組むこと』の大切さを伝えたいですね。そのおかげか、子ども達は以前にも増して自然と勉強するようになりました。ポージングレッスンや筋トレ、仕事と家を空けることも多いですが、”父は夢を叶えに行っている” と子ども達が言ってくれているのを聞いたときはとてもうれしく思いました」

トレーニングは1日1時間。短時間ながら、自分の限界まで身体を追い込んでいる。

「今大会に向けて脚の強化に励みました。筋トレ系インフルエンサーのYouTube動画を参考に、レッグエクステンションやレッグプレス、ハックスクワットを行い、歩けなくなるほど追い込みましたね。さらに自宅でもウォーキングランジを行ない、倒れ込むまで頑張りました(笑)。社会人生活を送っていると、長時間・高強度のトレーニングを行うことは難しいですが、工夫をすれば短時間でも内容の濃いトレーニングができるのです」

筋トレをすることで、日々の生活サイクルも好循環なものになることを実感したという。

「心身ともに健康になると、仕事のパフォーマンスも向上してきます。そしてそれは私生活の充実にもつながる。私のように不規則な勤務形態の業種でも、トレーニングはスキマ時間で行うことができます。見た目もかっこよくなれる筋トレは良いことずくし。自分磨きの一環として取り組むことをおすすめします!」

上原航さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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