サマスタ選手 コンテスト

筋トレ歴2年の30歳がボディコンテストで優勝!「下半身はYouTube動画を参考に鍛えました」

4月6日(日)、埼玉県・三郷市鷹野文化センターにて『サマースタイルアワード 2025 新人類』が開催され、太刀川貴博(たちかわ・たかひろ / 30)さんがスタイリッシュガイ部門で1位に輝いた。さらに太刀川さんは同日開催された『ROOKIE CHALLENGE CUP東日本予選』でも同部門に出場し1位を獲得。今大会のMVP選手にも選出され、最高の形で自身のデビュー戦を終えた。

【写真】太刀川貴博さんのバルクのある下半身

学生時代はテニスに励むなど、身体を動かすことが好きだったという太刀川さん。2年前からはじめたトレーニングはYouTubeなどから情報を得ながら、独学で知識を身につけてきたという。

「社会人となりスポーツから離れていたので、身体を動かすためにジムへ通い始めました。トレーニングを重ねるうちに、身体を鍛える競技に興味が湧いてきて。せっかくなら挑戦してみようと思い、大会出場を決めましたね。日々のトレーニング方法はYouTubeを見ながら勉強し、実践を重ねてきました。学生時代にテニスをやっていたときも筋トレは好きでしたし、1人でも好きなタイミングで取り組めるので、いい意味でラフな気持ちで続けられたのではないかと思います」

筋トレを始めて早起きもできるように

大会準備期間では「下半身で実力差がつきやすい」とアドバイスをもらっていたという太刀川さん。初出場となる大会で自分の長所や短所が明確になっていないからこそ、アドバイス通り、脚の強化に励んだ。

「レッグエクステンションという大腿四頭筋を鍛える種目から、お尻やハムストリングといった下半身の大部分を占める、大きい筋肉を動かすトレーニングを中心に鍛えてきました。大会1週間前は食事のカロリー落としたり、水抜きや塩抜きといったボディメイクコンテスト出場者ならではの調整も。不慣れさから、頭がボーッとしたり倦怠感を感じることもありましたが、家族や後輩の協力のおかげで大会当日を迎えることができました」

筋トレを始めて得られたのは外見の変化だけではない。

「食生活や基本的な生活習慣が改善されました。早起きができるようになりましたし、ジャンクフードを食べる機会も減ったと思います。そうすると不思議なことに身体が軽くなる感覚も生まれたりして。『食事は身体のエネルギーになる』など、これまで当たり前すぎて考えていなかったことにもその重要性に気づくことができました。1つひとつの行動に意味を感じられるようになったんです」

トレーニングに取り組むことで、変化のある1日を過ごすことができると笑顔で語る太刀川さん。日々の身体の変化は自己肯定感の向上とモチベーションにつながるという。

「大会出場は敷居が高く感じる方もいるかもしれませんが、『ボディメイク=大会出場』ではありません。まずは軽い気持ちで筋トレを始めても良いと思います。そこからどうするかは自分次第。筋トレを通して、新しい自分の道を切り開いてほしいです。始めるか悩んでいるのであれば、腕立て伏せやランニングからでも。身体を動かす素晴らしさをともに体感しましょう!」

太刀川貴博さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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