サマスタ選手 コンテスト

運動未経験の36歳・セラピスト店長がわずか半年のトレーニングで引き締まった身体へ 大切なのは「やってみよう精神」

4月6日(日)、埼玉県・三郷市鷹野文化センターにて『サマースタイルアワード 2025 新人類』が開催され、松田千明(まつだ・ちあき / 36)さんがレギンスモデル部門で2位に輝いた。さらに松田さんは同日開催された『ROOKIE CHALLENGE CUP東日本予選』でも同部門に出場し3位入賞を果たした。

【写真】松田千明さんのメリハリボディ

本格的なトレーニング歴は約半年という松田さんだが、それまでは筋トレはもちろん、運動も未経験だった。

「今回サポーターとしてついてくれた友人が『サマースタイルアワード 2024 新人類』に出場していて。その様子を現地で応援したことが運動を始める大きなきっかけとなりました。新しい世界を知った感覚になりましたし、運動経験のない私ですが、自分も身体を動かしてみたいと思えたんです」

筋トレが“頑張り過ぎ”状態を変えた

運動経験のない松田さんは、ハードなトレーニングを突然始めることはしなかった。しかしこの選択が、筋トレ初心者の松田さんが大会までトレーニングを継続できた秘訣となっていた。

「たまたまではあったのですが、私は段階を踏んでトレーニングの強度を増やしていきました。まずは運動の一環としてホットヨガから。自宅でも簡単なヨガは行っていましたが、より運動要素の強いホットヨガで身体を動かすことに慣れさせました。すると次第に、体幹の意識や筋肉を使う感覚がわかってきて。そこで、筋トレや有酸素運動も始めるようになりました」

「これまでは仕事が趣味と言ってもおかしくなかった」と語る松田さん。筋トレを始めてからはいい意味で仕事に打ち込みすぎず、バランスの取れた生活に変化したという。

「セラピストとしてお店の店長をしているのですが、これまでは周りからも"頑張りすぎて良くない" と言われることが多くて。家でも仕事のことを考えたり、休みの日も切り替えられずにいました。でも筋トレという新たな要素が私の生活に入ったことで2つの柱ができ、どちらもバランスよく頑張れるようになったと実感しています。トレーニングで体力と忍耐力がついたのもよかったですね」

運動やトレーニングを始めたくても忙しさから一歩を踏み出せないのは多くの人が抱える悩みの一つ。当初は松田さんもその1人であった。

「私も仕事や忙しさを理由に運動ができていなかった人間の1人です。でも、大切なのは『とりあえずやってみよう精神』。まずはご飯からでも、10分のウォーキングでも。少しでもいいからやってみようというところから始めました。自分にできることから取り組むのが大切だと考えています。そして、できることが増えると自信につながり、自分の成長に気づくことができるのです」

松田千明さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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