サマスタ選手 コンテスト

全国を飛び回るキャリアウーマンがサマスタ優勝を果たす「出張のたびに太って帰ってきていました」

4月6日(日)、埼玉県・三郷市鷹野文化センターにて『サマースタイルアワードROOKIE CHALLENGE CUP東日本予選』が開催され、中野渡紀江(なかのわたり・すみえ / 34)さんがレギンスモデル部門でグランプリを獲得した。

【写真】中野渡紀江さんのメリハリボディ

宅トレを約2年間継続したのち、ジムへ入会した中野渡さん。身体づくりに意識をもち始めた理由は体型維持だったという。

「大手メーカーの技術職として働いているのですが、出張が多く、その分外食の頻度も上がってしまって。出張のたびに太って帰ってきていたんです。若いころだと数日で体重が戻っていたのですが、年齢とともに戻りも悪くなっていました。そこで体型維持のために始めたのが宅トレ。当時はコロナ禍で、ジムへ行くことにも抵抗があったのでホテルにヨガマットを持ってトレーニングもできると思いました」

こまめな写真撮影が継続のカギに

その後、YouTubeなどのSNSを通してボディコンテストへの興味をもちはじめたという中野渡さんであったが、出張が多い中での身体づくりに不安があり、一歩踏み出せなかったという。

「コンテストはかっこいいと思う反面、レベル的にも一段階上の存在に感じていました。出張が多い私に、減量や体調管理ができる自信はもてなかったんです。さらに、コロナ明けから通いはじめたジムも、開始3カ月で下半身を痛めてしまって。完治まで約2年半かかってしまいましたが、ようやくトレーニングができるようになったので大会出場を決心しました」

はじめてのコンテストに向けたトレーニングでは上半身を強化した。

「トレーナーさんと話し、肩のトレーニングを中心に頑張りました。元々の骨格的に下半身の方がしっかりしていたので、バランスが取れた身体に仕上がったと思います。ダンベルやケーブルを使う種目が多かったですね」

多忙な日々を送りながらもトレーニングの時間を確保する中野渡さんに継続のコツを伺った。

「自分なりの楽しみを見つけられると良いと思います。はじめは私も見た目に変化が見られず、筋トレの楽しさが分からなかったんです。でも、こまめに自分の写真を撮っておくと変化にも気づきやすくなるもので。30分だけでも運動をすると気分はスッキリするし、ストレス発散にもなります。無理に1時間や2時間やりこむ必要はありません。大切なのは継続することです!」

中野渡紀江さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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