4月19日(土)、東京都・三鷹市公会堂にて『サマースタイルアワード 2025 SPRING CUP』が開催され、望月楓(もちづき・かえで / 24)さんがビューティーフィットネスモデル部門ショートクラスで3位に輝いた。さらに望月さんは同日開催された『ROOKIE CHALLENGE CUP SPRING予選』でも同部門に出場し、3位に入賞。日々のトレーニングが実を結んだ。
トレーニング歴は2年目になるという望月さん。そのきっかけは友人から不意にかけられた一言だった。
「はじめはダイエット目的で筋トレをはじめました。友人から、『あなたの元恋人の現在の彼女に似ているね』と言われたんです。その彼女はふくよかな体型だったので、"え、私ってこんなにふくよかなの!?"と正直驚きました。自分では太ってる意識はなかったので、衝撃を受けたのを覚えています。それからのジム通いは楽しく継続できていたのですが、さらなるモチベーション維持のためにコンテスト出場を決意しました」
太い脚は筋トレで引き締められる
望月さんはコンプレックスであった太い脚を解消するため、筋トレでアプローチを図った。
「脚トレは週2〜3回の頻度で取り組みました。私は筋肥大ではなく引き締めが目的のトレーニングだったので、あえて重い重量は扱いません。例えばスクワットでは、低重量・高回数の運動を繰り返します。そうすることで、筋肉を付けながら脂肪燃焼効果も期待できるのです」
最終的には4か月半で約10kgの減量にも成功した。
「訪問介護の仕事をしているので、1日数時間まとまった時間を確保することはできませんでしたが、その分、スキマ時間を活用し複数回に分けて身体づくりに励みました。朝早く起きてウォーキング、空き時間にまたウォーキング。夕方はトレーニングといった形ですね」
筋トレを始めて実感した変化は身体だけではない。
「元々、休日はダラダラ過ごしてしまうタイプでしたが、筋トレをはじめてからは早起きができるようになりました。正直それまでは、昼の12時に起きることもしばしば。でもいまは、"少しでも身体を動かしたい。お昼までの時間を潰すのはもったいない" と思うようになって。きっと運動が習慣になったからでしょう。規則正しい生活が身についたことは心身の健康につながっていると思います。体力がついたことで仕事もしやすくなった気がします。腰のヘルニアに悩まされていた日々も、筋肉がついたおかげでいつの間にか痛みが減っていきました!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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