サマスタ選手 コンテスト

「何事もやり切れない」自分を筋トレで卒業 28歳が夫婦二人三脚で鍛えたくびれボディでコンテスト2位

4月19日(土)、東京都・三鷹市公会堂にて『サマースタイルアワード 2025 SPRING CUP』が開催され、松内ひかる(まつうち・ひかる / 28)さんがビキニモデル部門ショートクラスで2位に輝いた。

【写真】松内ひかるさんくびれ際立つ砂時計ボディ

学生時代はバスケットボールに励んでいたという松内さんのボディコンテスト出場のきっかけは『やり切る』経験をしたかったからだ。

「運動は昔から好きでした。小学生から高校まではバスケットボールに打ち込んでいましたし、社会人になってからもジムには通っていたんです。でも、社会人として毎日働く生活にどこか物足りなさを感じていて。バスケットボールも自分のなかでは『やり切った感』がないまま終わっていたので、”自分は何事もやり切ることができない” というもどかしさを抱えていました。そんなときに、パーソナルトレーナーさんから勧められた大会出場。ボディメイクで、やり切った自分を見てみたいと思ったんです」

夫婦で励まし合ったトレーニング

今大会では2人1組で出場するペアモデル部門にも夫婦で出場していた松内さん。サマースタイルアワードの選手でもある夫をコーチとし、大会に向けた身体づくりから二人三脚で歩んできた。

「1人で取り組むトレーニングはモチベーションの維持が難しかったので、夫と一緒にジムへ行っていました。1人だとどうしても仕事や家のことで疲れてしまい、やる気が出なくて。一緒にできない日は筋トレをお休みにするくらいでした。一緒だと合間の時間で笑わせてくれたりするので、楽しく、いい意味で遊び半分の気持ちで継続することができました」

今大会ではウエストの引き締めを強化。昨年のコンテストシーズンに比べ、マイナス3cmを達成した秘訣は『呼吸法』に隠されていた。

「ウエストを引き締めには、インナーマッスルを鍛えるトレーニングが効果的なようです。また、お腹がたくさん動くよう、自分でマッサージをしたり呼吸法も改善しました。呼吸のコツは、吸うときも吐くときも肋骨が開かないこと。肋骨を身体の内側に向かって引き締めるイメージで行うと良いそうです」

約6年間筋トレを続ける松内さんに継続のコツを伺った。

「継続の上で大切になるのは、やりすぎないことです。どんなに頑張りたいと意気込んでいても、毎日などという高頻度で取り組む必要はありません。むしろ、休息のためにもほどよくオフは取るべきだと思います。楽しく思えたり、追い込みすぎない程度に緩く長く続ける。自分にプレッシャーをかけず、楽な気持ちで取り組むことをオススメします」

ボディメイクは新たな自分の一面を発見するきっかけとなる。

松内ひかるさん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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