サマスタ選手 コンテスト

35歳・人事部リーダーが高身長174㎝のスレンダーボディを作りあげる 「“でかい”と言われたり、身長がコンプレックスでした」

6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード千葉予選』が開催され、廣田紋子(ひろた・あやこ / 35)さんがルーキービューティーフィットネスモデル部門で5位入賞を果たした。

【写真】廣田紋子さんの174㎝スレンダーボディ

1年前からジムに通っていた廣田さん。コンテストへの出場を決意したのは大会半年前、大会に向けた本格的な筋トレはなんと約3カ月で行ったという。

「正直、ジムに通い始めた当初は大会に出るつもりなんてありませんでした。しかし、週1回の運動でも少しずつ身体が変わっていく過程を見るうちに明確な目標が欲しくなって。また、普段はフィットネス事業を展開している会社で人事リーダーを務めているのですが、大会に出ることでボディメイクに励むトレーナーさんの気持ちを理解するきっかけになるかもと。そしてこれは必ず仕事にも生きると思い、出場を決意しました」

174cmの高身長が幼いころからのコンプレックス。常に背中を丸めて生活していた

初挑戦のボディコンテストに向けて背中を強化してきたという廣田さん。その背景には、幼い頃から抱える『高身長』というコンプレックスがあった。

「小学生のときから身長160cmを超えていた私は、この高い身長が大嫌いでした。周囲から”でかい”と言われたり、服のサイズもみんなとは違う。整列をすると周りより頭1つ2つ飛び抜けているのも嫌でした。そんな悩みを抱え、小さく見せようとしているうちに姿勢は猫背になっていって。でも、ボディメイクを始めたことをきっかけに姿勢の悪さも解消してきたんです!ラットプルダウンをよく行っていたのですが、徐々に筋肉がついてスマートに。最も変化を感じられた部位です。今ではコンプレックスだった部分を自信に変えていきたいと考えられるまで、プラス思考になることができました」

廣田さんは4歳の子どもを育てるママ。仕事に育児、筋トレ、さらには趣味のママさんバレーとアクティブな生活をどのようにこなしてきたのだろう。

「仕事と子育てがあるので、日中は筋トレの時間を確保することができません。そのため、私は朝の時間を活用することが多かったです。4時半〜5時に起床しジムでトレーニング。7時頃に自宅へ戻り、家族と朝の支度をするといった流れでした。正直、”ボディメイクを本気で頑張りたい”と旦那に伝えたときの反応はよくありませんでした。”今のままでいいし、家族との時間を作ってほしい”と言われていて。なかば強引に始めたボディメイクでしたが、途中からは旦那に”頑張っているから応援したくなった”と言ってもらえたんです。当日も応援に来てくれましたし、”感動した”と言ってもらえたのが本当にうれしかったです」

週1日の筋トレから、本格的なボディメイクへ移行したともなれば、慣れないことや身体の辛さもあっただろう。そんな中でも身体作りの継続に成功した要因を伺った。

「1つ目は性格的なものですが、自分自身のコミット力。何事も決めた目標に対して120%やり切る意志の強さはボディメイクをする上でプラスに作用したと思います。2つ目は支えてくれたメンバーや家族、トレーナーが一生懸命向き合ってくれたこと。結果で返したいという思いが私の背中を押してくれました。最後は母として、子どもにメッセージを伝えたいという思い。習い事をしても続かなかったり諦めてしまいがちな4歳の子供に、努力の過程とやり切る姿を見せたかったんです。理由は人それぞれですが、何か一つでもモチベーションにつながる想いをもつことは、継続する上で重要なポイントになると思います」

ボディメイクは、長年のコンプレックスもプラスに変化する可能性を秘めている。

廣田紋子さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:廣田紋子さんの174㎝スレンダーボディ

取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >



おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手