6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード2025 千葉予選』が開催され、横溝明美(よこみぞ・あけみ / 56)さんがビキニ(ベティ)部門マスターズクラスで1位に輝いた。
ボディメイクは50歳から始めたという横溝さんは現在より10kgほど重たい体重からのスタートであったという。
「当時は正直太っていました。出産や子育てに奮闘していた時間は運動もしてこなかったので、当たり前の結果だとは思います。でも、2人の息子もともに就職して手が掛からなくなって。これを機に自分のことに時間を使おうと思い、始めたのがボディメイクでした」
筋トレの経験がなければ、自重トレーニングからのスタートもおすすめ
それまで人生でトレーニング経験が全くなかった横溝さんは、自重トレーニングから取り組み始めた。
「トレーニングを始める前は骨盤矯正をしていたのですが、筋肉をつけないとすぐに元の身体に戻ってしまうらしくて。猫背で巻き肩という姿勢の悪さを改善するにも筋肉をつけることが大切になると知りました。筋トレの経験は一切なかったので、自分にできるのか不安な気持ちもありましたが、自分のペースで進めることができたので良かったです。はじめはヨガマットの上で自重スクワットをやるレベルから。そこからパーソナルトレーニングに通いつつ、宅トレでダンベルを使ったトレーニングができるようになりました」
今大会では下半身の強化に励んだという横溝さん。トレーニングもさることながら、食生活もストイックだ。
「下半身はブルガリアンスクワットやスミススクワット、デッドリフトにレッグカール、レッグエクステンションと王道種目をやり込みました。おかげで筋肉のカットは出るようになりましたね。また、ボディメイクをきっかけに食生活においても、日頃からクリーンなものを摂取する意識がつきましたね。今は鶏胸肉やブロッコリーをよく食べています。太りやすいので多少の意識はしていますが、この食生活が苦ではないんです」
ボディメイクを始めたことで、物事の考え方にも変化が。
「結婚や出産で運動をする機会がなくなり、いつからか容姿を気にすることもなくなっていました。年齢を重ねると何をやっても無理だと思いがちだし、私もその1人だったのも事実です。でも、筋トレはやればやるだけ変わります。自分の変化を見るのが楽しくなりますし、欲も出てくるんです。むしろ、それがあったから続けられたと思います。ボディメイクを通して、挑戦することに年齢は関係ないと学びました。やればできるし、何歳からでも変われます!」
努力次第で身体が変わるボディメイクに年齢は関係ない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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