サマスタ選手 コンテスト

“変態”と言われるほどのこだわりで体重-16㎏の肉体改造に成功!「身体にいいものを取って健康的に筋肉をつけたい」

6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード2025 千葉予選』が開催され、草柳貴之(くさやなぎ・たかゆき / 43)さんがスポーツモデル部門マスターズクラスで1位に輝いた。

【写真】草柳貴之さんの鍛え上げられた肉体

整体師として現場で働きながら、パーソナルジム経営者という顔をもつ草柳さんの1日は早朝から始まる。

「店舗の営業時間もあるので、どうしても夜にトレーニングをすることは難しいのが現状です。そのため、筋トレは早朝に行っています。朝4時半に起床し、6時半頃から出勤までの1時間をトレーニングにあてているんです。長い時間行っているわけではありませんが、その分、週6日の頻度で行っています」

筋トレで10年かけて太った身体を取り戻した

元々は自衛官として働いていた草柳さん。しかし退職後は運動量が減ったからか、徐々に体重が増加していく。

「29歳までは自衛官として働いていたのですが、退職から10年かけて徐々に10㎏以上太っていきました。仕事面では整体院の経営を始めてから、ある程度順調に進んでいましたがコロナ禍をきっかけにお客さんが減少。うれしいことではありませんでしたが、これをきっかけに、自分を変える時間を作ろう思ったんです。最終的には半年間で-16kgを達成。自衛官時代時は自重トレーニングばかりだったので、トレーナーに正しいやり方を教えてもらいながら取り組んだフリーウエイトトレーニングが成功の要因の一つだと思います」

大幅な減量に成功した上、大会当日は筋肉質な体型を披露。日々の筋トレはもちろんのこと、こだわりの詰まった食生活も身体作り成功の秘訣だろう。

「ボディメイクを始めてからは食べ物に対する意識が変わりました。今となっては周囲から ”変態” と言われるほど食べ物にこだわるようになって(笑)。筋肉を大きくするための食べ物を摂取するのではなく、身体にいいものを取って健康的に筋肉をつけたいと思っています。小麦や砂糖は食べずに玄米を食べたり、ジャンクフードを控えてビタミンやミネラルをしっかりと摂取することを心がけています」

トレーニングに食生活と、ストイックな生活を送る草柳さんの原動力とは。

「正直、負けず嫌いだからというのが強いと思います。何事も40代を過ぎてからの挑戦は、”本当にできるの?無理でしょ?” と思われがちです。でも私はこの考えを覆したい。年齢はただの数字にすぎません。努力次第で変われるということを証明したいです。女子フィジーク選手の山野内里子さんがおっしゃっていた ”いくつからでも輝ける” という言葉を私も大切にしていきます」

草柳さんもボディメイクに年齢は関係ないということを証明する一人になるだろう。

草柳貴之さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

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