7月26日(土)、埼玉県・熊谷文化創造館さくらめいとにて『サマースタイルアワード・ボディメイクカップ関東』が開催され、近藤直美(こんどう・なおみ/55)さんが女子ドレス部門 40歳以上クラスでベストボディ賞と、会場の応援投票で最も票が多い人に贈られるオーディエンス賞を獲得した。
本格的にトレーニングを始めるまでは、フィットネスクラブで行われるダンスやピラティスなどのスタジオレッスンを通して運動と向き合っていた。
「筋トレは正直、突発的に始めていて。なんとなく ”お尻を上げたい” という気持ちから挑戦する流れになりました。そしたら自分でも驚くほどにみるみるハマっていって。楽しさはもちろんあったのですが、時間に縛られず好きなタイミングでできる筋トレは自分の性格に合っていたのだと思います。スタジオレッスンもすごく楽しかったのですが、開催時間が決まっているのでスケジュール調整にストレスを感じることもありました」
雑誌で目にした『9ヶ月で体型変化を実感できるようになる』という言葉を信じた
現在は「スタジオレッスンではなく筋トレに夢中」と笑顔で語る近藤さん。しかし、トレーニングを始めた序盤は思うように体型変化を感じられず、思い悩むこともあった。
「あるとき、ボディメイク系の雑誌を見ていると『筋トレ開始2週間で体型の変化を実感!』のような言葉を目にしたのですが、そのような変化を全く感じられていなかった私は正直 ”嘘じゃん” と思いました(笑)。でも、別の雑誌を見ると『周囲が気づくほどの体型変化は9カ月で叶えられる』と書いてあったので、一旦この言葉を信じて続けてみようと思って。すると、本当に筋トレを始めて9カ月が経過したころから、周りの人たちに ”変わったね” と声をかけられるようになったんです!気づいてもらえるのはうれしいですし、気持ちも前向きになっていきました。何事も ”どうにかなる” と思えるようになったのは大きな変化だと思います」
初めてのボディメイクコンテスト出場となった今大会は下半身を中心に強化した。
「お尻を中心とした下半身の筋肉は年齢が出やすいですし、効果が現れるまでにも時間がかかる部位ですが、筋肉がつくだけで全体的な印象が大きく変わる部位でもあります。今回はダンベルなどを活用しながらハリとボリューム、ヒップアップを目指しました。腕や肩も年齢的に筋肉が付きにくいので、時間がかかると思いますがこれからも地道に取り組んでいこうと思います」
思うように結果が出ない時期も諦めずにコツコツとトレーニングを続けた近藤さんに、筋トレ継続のコツを伺った。
「継続のコツは自分を信じることです。大切なのは必ず結果はついてくると信じ抜くこと。そうすればコツコツと続けられると思います。継続ができれば変化も感じられるようになり、それがモチベーションややりがいにもつながりますよ。また、周囲から変化に気づいてもらうこともエネルギーの源になると思います。今では自分の身体を見られることにうれしささえ感じられるようになりました!」
すぐに結果が出なくても、積み上げてきた努力は必ず実を結ぶということを証明してくれた。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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