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30歳の大学職員が体重-13kgの”桃尻ボディ”を作りコンテスト初挑戦 「あんなに飲んでいたお酒も欲さなくなりました」生活習慣改善で優勝に輝く【筋トレ】

8月9日(土)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『SUMMER STYLE AWARD 2025 東京予選』が開催され、堀内祥子(ほりうち・しょうこ / 30)さんがビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで1位を獲得した。

【写真】堀内祥子さんのバキバキ背中と桃尻ヒップ

数ある地方大会のなかでも、特にハイレベルな戦いが毎年繰り広げられる東京大会。今年も予想通りの激戦となった本大会を制した堀内さんだが、驚くべきことに今回は初めてのボディコンテスト挑戦であった。

「学生時代はチアリーディングに励んでいたこともあり、競技に生かすためのトレーニングは行っていました。でも、本格的にパーソナルトレーニングへ通い、身体作りに取り組んだのは直近の4カ月です。学生時代から徐々に増量していき、最終的には10kg近く太ってしまった身体を約半年の期間をかけて13kg落としました」

30歳を機に決意した本気のボディメイク

ボディコンテストには以前から興味をもっていたという堀内さんが、出場を決意したきっかけとは。

「以前からYouTubeなどのSNSを見て、かっこいいとは思っていました。実は、ボディメイクコンテストへの出場は私の『20代のうちにやりたいことリスト』の1つに入っていて。踏み出す勇気が出ないうちに30歳になってしまったんです(笑)。今年挑戦しないと一生やらないまま終わってしまう気がしたので、思い切って大会出場の決意を固めました」

学生時代の7年間、チアリーディングに取り組んだ影響もあり、当初から下半身のボリュームはあったという堀内さん。今回は全身のバランスを整えるため、上半身の強化を図った。

「背中と肩のトレーニングは頑張りましたね。今まで、『肩トレ』というものをしたことがなかったのですが、今回から取り入れるようになって。肩を細かく部位に分け、存在感のある下半身に負けない、ボリュームのある肩を目指しました。上半身は高重量を扱うことでボリュームアップを狙い、下半身は軽い重量で脂肪燃焼と絞りを促しました」

堀内さんのボディメイクに対する『本気度』は並大抵のものではない。生活環境から、大きな変化を与えた。

「元々はスナックで働いており、昼夜逆転の生活を送っていました。仕事柄お酒を飲むことも多かったので、減量をきっかけに退職を決断。今は昼間に大学事務のお仕事とレストランでウェイトレスの仕事をしています。太陽を浴びる生活になり、あんなにたくさん呑んでいたお酒も今では欲さなくなりました。食生活も改善され、毎日お風呂に入って汗を出すようにすると、むくみも取れやすくなりましたよ」

エンジンをかけて筋トレを始めても、慣れない生活に挫折をしてしまう方は少なくない。そんななか、トレーニング初心者からボディメイク一色の生活へ移行してもなお、継続を叶えた堀内さんに『続けるコツ』を伺った。

「定期的な楽しみを作ることはモチベーションを保つうえで大切なアクセントになると思います。私の場合は温泉が好きなので、頑張ったご褒美にスパへ行く日を設定したり、きれいな身体の写真を撮影してもらったり。ご褒美を設定することで、よりエンジンがかかる感覚になったのは事実です。また、トレーナーさんも常に”大丈夫!できる!”とポジティブな言葉をかけてくれて。こんなに信じてくれる人を裏切れない、自分は1人で戦っているわけじゃないと思えたのは、何よりも大きなエネルギーになりました」

同じ目標に向かってともに頑張る仲間がいることも、筋トレを継続する大切なフックとなり得る。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:北岡一浩

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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