10月5日(日)、埼玉県・坂戸市文化会館ふれあにて『サマースタイルアワード2025 関東予選』が開催され、小島圭織(こじま・かおり)さんがビキニモデル部門で1位に輝いた。
本格的なボディメイクを始める前から自身の体型には気をつかっていたという小島さん。ジムには10年ほど前から通い続けている。
「”太らないように体型維持をしよう” という意識はボディメイクを始める前から持ち続けています。当時は食べたいものを気にせず摂取していたので、食べた分だけ体重も増えていて。ご飯食べるたびに体重計に乗っては ”やばい” と危機感を持っていたので、食べたらジムで汗を流し、体重をリセットさせるという考えのもと体重維持に努めていました」
ダイエットと減量の違いを痛感
現在ではボディメイクの虜となり大会出場を果たすまで身体を作り上げている小島さん。体型維持に伴う『ダイエット』と本格的なボディメイクに伴う『減量』をともに経験したからこそ得られた気づきがある。
「食事制限と軽い有酸素運動をメインとしたダイエット。筋トレで筋肉をつけながら有酸素運動や食事管理で余分な脂肪を削ぎ落とす減量。この2つでは仕上がりが大きく変わるということに気づきました。ダイエットのときは腹筋に縦線が入ったことがなかったのですが、減量をするとしっかりと縦線が出るようになったんです。また、私は骨格的にくびれができにくいと思っていたのですが、減量をすると筋量はありながらもウエストが細くなっていて。筋トレの有無でこんなにも身体の完成度が変わるということに驚きました」
まだまだ多くの人は「痩せる=食事制限だけ」だと思っているかもしれないが、きれいに、健康に痩せていくためには筋トレが有効だと小島さんの実体験から言えるだろう。
そんな小島さんの武器は背中と肩である。
「定期的にトレーナーにポージングなどをチェックしてもらい、その上で伸ばすべき部位を分析。トレーニングメニューも必要に応じてアップデートを繰り返してきました。そんな中でも肩の筋肉を鍛えるサイドレイズは欠かさず行っていましたね。でも、筋トレの難しさは何年経っても変わりません。最近になってようやく『効かせる』感覚がわかるようになってきました。トレーニングの仕方もこれからさらに勉強しなければいけませんね」
1位を獲得するほどの実力者となった現在でも強い向上心をもち続けている。
「大会がすべてでは決してないと思いますが、身体作りをする上でモチベーションになるのは事実です。やはり努力している方と触れ合うと刺激をもらえますよね。日々のトレーニングは自分を信じて行うしかないですし、自分と向き合い続けるものです。だからこそ、時には目を背けたくなったり、逃げたくなったりすることもあると思います。そんなときに、頑張るためのエネルギーは何になるか。大会はエネルギー源の一つになるのです。私もまだまだ伸びしろだらけなので、これからの自分の成長が楽しみです!」
筋トレには心も引き締めさせる力がある。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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