ボディコンテストを通じて様々な知識を深め、食事や生活が向上したという経験談は多く聞かれる。スポーツジムスタッフ兼トレーナーの藤本瑛合(ふじもと・えり/23)さんもその一人だ。コンテスト初挑戦を通じて、生活スタイルが大きく変わったという。
「現在、トレーナーとして働くなかで自分に自信をつけたくて、また、ジムのオーナーに背中を押されて挑戦を決めました。昔から『筋肉のある女性はかっこいい』という憧れがあり、20歳から筋トレを始めました」
藤本さんは、9月20日(土)の『サマースタイルアワード2025東海帝王』でデビュー。コンテストのためのトレーニングを始めたのは今年の5月からと歴は浅いが、学生時代に水泳やダンスに打ち込んできた経験が生き、艶やかで引き締まったボディを披露。
ビューティーフィットネスモデル部門の新人戦で2位、出場経験者とも肩を並べる本戦である身長別戦で3位の上位入賞と好成績を上げた。
早寝・早起き、適正な食事で生活の質が向上
「これまではギリギリまで寝て仕事に行く毎日でしたが、大会出場を決めてから規則正しい生活に変わりました」
朝早く起きて有酸素運動とトレーニングを行い、仕事に向かうルーティンを確立。早朝からハードに動く生活を維持するために夜は早く就寝する習慣がつき、規則正しい生活を心がけた。
食事管理では1日のカロリーを計算し、3食のタンパク源を工夫。朝は魚、昼は肉、夜は大豆系とアレンジしながら栄養バランスを整えた。
緊張の初舞台 熱中を胸に挑戦を続ける
「ステージはものすごく緊張しましたが、こんなに熱中できるものに出合えて、本当にいい経験でした。次はプロを目指して、もっと上を目指したいです!」
藤本さんはコンテストを通じて、美しい肉体とともに、スポーツに打ち込んだころの情熱と興奮を人生で再び経験したようだ。
大人になると、自身で選んだ目標に向かって挑戦する機会は少なくなっていく。近年、ボディコンテスト参加者が増え続けているのは、創意工夫しながら成長していく自分を感じられ、新たな自己表現の楽しさを得られる場として機能しているからではないだろうか。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。
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