10月5日(日)、埼玉県・坂戸市文化会館ふれあにて『サマースタイルアワード2025 関東予選』が開催され、香原睦美(こうはら・むつみ / 60)さんがビューティーフィットネスモデル部門マスターズクラスで3位という結果を残した。
今年で還暦を迎えたとは思えない引き締まった身体で会場を魅了した香原さん。本格的なボディメイクを始めたのは約3年前だという。
「5〜6年ほど前に娘が結婚をすることになったのですが、そのときに彼女が ”マーメイドドレスを着たい” ということで。娘のダイエットに付き合う形で週1日程度の運動を始めました。すると、娘よりも私の方がどんどんのめり込んでしまって(笑)。3年ほど前から本格的なボディメイクをスタートさせました」
姿勢で身体の見え方は大きく変化する
以前から自身の姿勢の悪さが気になっていたという香原さんはボディメイクを開始するにあたり、姿勢改善にも目を向けた。
「今では自信をもってステージに立てるまで改善しましたが、以前はほんとうに姿勢が悪くて。仕事柄デスクワークが多かったので、知らず知らずのうちに巻き肩や骨盤後傾になっていたんです。鏡で自分の姿を見るたびに “みっともない” と思ってしまう時期もありました。姿勢は年齢が出やすいだけでなく、周囲からの印象にも大きな影響を与えると感じています」
筋肉の少なさも、姿勢の悪さの原因だ。
「身体の歪みだけでなく、自分の身体を正しいポジションで支えるために必要な筋肉の不足も姿勢の悪さを誘発します。そのため、見た目に現れる筋肉だけでなく、インナーマッスルを鍛えられるようなトレーニングも積んできましたね。背中と腹筋を意識的に鍛えることで、体幹も強化できたと思います」
姿勢改善と身体の引き締まりを手に入れたことで、実年齢よりも若くみられることも増えたという。
「最近の筋トレでは年齢の出やすいお尻なども頑張っているのですが、おかげさまで最近では60歳と言うと驚かれることも増えてきました。ただ、年齢には抗えない部分もあるので、筋トレの強度は調整しながら。怪我をしないということを第一に考えています。重い重量は持ちすぎず、余裕のある重さで回数をこなすようにしていますね」
「いつまでも若々しくみられたい」と笑顔で語る香原さん。ボディメイクに年齢は関係ないということを、これからも証明し続けてほしい。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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