11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、吉原恵(よしはら・めぐみ / 52)さんがビキニモデル部門マスターズクラスで3位入賞に輝いた。
「元々太っていたわけではなかったんです」と話す吉原さんは、大病を患ったことをきっかけにトレーニングを始めたそう。

「実は40代前半にがんを患ってしまい、数年間は入退院を繰り返す日々を送っていました。元々細身の体型だったのですが、長い闘病生活の影響で筋肉・体力ともに大きく落ち込んでしまって。自転車を少し漕ぐだけでも息が切れるほどだったので、”これはまずい” と。身体を回復させるために始めたのが筋トレでした」
「身体の変化をより実感したい!」とコンテスト出場を決意
具体的な目標がないまま始めた筋トレ。パーソナルトレーニングを継続的に行っていたというものの、さらなるモチベーションを探していた。
「トレーニングを始めて半年ほど経過したタイミングでふと、”私の身体ってちゃんと変わってるのかな?” と疑問を抱いたんです。というのも、自分の身体が変化している実感をあまり感じられていなくて。そんなとき、SNSをフォローしてる方がボディコンテストに出場しているのを目にしました。若いころはバンドをやっていて、人前に出ることに抵抗もなかったので、”私もやってみよう!” とすぐに決心することができました」
普段は美容系サロンとパーソナルジムの経営者をしているという吉原さん。多忙な毎日でもトレーニングへの姿勢は前向きだ。
「仕事との兼ね合いもあるため、ジムに行く時間は流動的です。早く起きれたら朝に行いますが、基本的にはスキマ時間を見つけて。1日の中でも複数回に分けてトレーニングをすることも少なくありません。その代わり、休みの日はガッツリと負荷をかける日を設けていますね。たとえ忙しくても、常にボディメイクの課題はあるので、前向きに取り組めていると思います。”今週はここを強化しよう”など、私は週ごとに身体のコンディションを見て強化部位を考えています」
大のお酒好きでもあるという吉原さん。飲酒により大会2カ月前には急性膵炎を患ってしまったというが、これをきっかけに禁酒を決意。「身体のコンディションはみるみる改善されている」と驚きを隠せない様子だ。
「運動と睡眠の効率はかなり上がったように感じます。とにかく身体が軽くなりましたし、朝の目覚めはスッキリ。起床時の脱水やむくみはまずないですね。以前までは朝イチのトレーニングなんてお酒が残ってるので考えられなかったのですが、今では朝から活動的に過ごすことができています!」
運動習慣と生活習慣の改善で健康的な身体を手に入れることができれば、ますますハリのある生活を送れそうだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:荒熊流星
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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