11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、竹澤茉矢(たけざわ・まや / 26)さんがビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで3位入賞に輝いた。

「緊張で脚はガクガクでした」と照れ笑いを見せる竹澤さんは、今回が初めての大会出場であった。
「スポーツは幼いころから大好きで、中学時代はバスケットボール、高校大学はモダンダンス。大学も体育大に進学したほどです。そして現在はお仕事として暗闇ボクササイズのインストラクターをしています。筋トレはその流れで始めたのですが、筋肉をほどよくつけて身体を引き締めたいという思いはありましたね。きついトレーニングも “私は変わるんだ” という気持ちで自分を鼓舞していました」
何度も挫折したボディメイク
これまでも大会出場は何度か挑戦を試みていたという竹澤さん。しかし、最後まで走り切った経験はなかった。
「食べることが大好きすぎて、出場を決めても “食べたいからいいや” と減量中の挫折を繰り返していました。でも、2025年の目標の1つにコンテスト出場を挙げていて。学生時代は部活に打ち込んでいましたが、社会人になって目標がなくなっていた自分が嫌で、 “何をやっているんだろう” と思っていたところだったんです。心も身体も強くなって、自分磨きをしようと『本気のボディメイク』を決意しました」
本格的に身体作りを始めたことで、生活習慣や自身の行動に対する意識は大きく変化した。
「ボディメイクを始めてからは、毎朝仕事前に走るルーティンができたり、減量中は食事に気を遣って人工甘味料や添加物の入っている食品を避けたりなど、生活に対する意識や習慣は大きく変わりました。睡眠も7時間は取るよう心がけるようになりましたね。今までであればスマホをいじっていた時間も、ストレッチの時間に充てました。そして、自分の身体に ”ありがとう” を伝えて一日を締め括っていました。”今日も頑張った!” と思える自分が好きになりました」
トレーニングにおいては背中とお尻のボリュームアップを図った。
「お腹と背中周りの脂肪が落ちなかったので、背中のトレーニングは頑張りましたね。懸垂マシンで背中のアプローチをしつつ、お腹周りには背筋で刺激を入れていました。お尻も小さかったので、トレーニングの初めにはヒップスラストを必ず行っていました。この種目は股関節の可動域を広げる効果もあるので、初めに行うことで他のメニューの動作もしやすくなるのですよ」
ボディメイクで得られた身体の変化は、自信をもたらしてくれる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:荒熊流星
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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