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「脚線が美しすぎる」29歳、ビューティーフィットネス2冠 半年間の家トレから始まり“背中美人”へ進化

11月29日の『サマースタイルアワードROOKIE CHALLENGE CUP FINAL』でビューティーフィットネスモデル部門1位、翌30日の『サマースタイルアワードリージョナルクオリファイ』のビューティーフィットネスモデル部門トールクラスでも1位を獲得し、2日連続700点満点を獲得と完全優勝を果たしたちおり(29)さん。「このシーズン、うまく仕上がらず悩んだ」と語るちおりさんだが、最後はメンタルを切り替え、関わった人への感謝を胸にステージに立ったという。

【写真】脚線が美しい……ちおりさんのスレンダーボディ

ちおりさん

 偶然の一枚から始まった変化 “半年間の家トレ”が人生を動かした

今年4月の『新人類』と『ROOKIE CHALLENGE CUP東日本予選』でいずれも満点優勝を果たしていたちおりさん。昨年までは完全在宅の仕事で運動習慣がない生活だったが、ある日、夫が撮影した後ろ姿を見て衝撃を受けた。

「“こんなに太ってたんだ”って気づいて……そこから宅トレを始めました。最初はYouTubeを見ながら、ダンベルでブルガリアンスクワットなど簡単なものをしていました」

半年間の家トレでお尻が上がり、腰まわりも引き締まった。ビフォーアフターの写真を撮っていくうちに変化がうれしくなり、ジムへ通う決意をしたという。

「家トレ半年での変化は大きかったです。でも大会を目指すとなると“見てもらって学ぶことの大切さ”を実感しました。背中とお尻のトレーニングは特にこだわって、背中は大円筋を意識できるようになりました」

食事面の変化も大きい。添加物の少ない食材を選ぶようになり、油を控えたクリーンな食生活が自然と身についた。適切な栄養が身体に合致し、便秘が改善、ぎっくり腰もなくなるなど、“健康体”への移行も感じられたという。

「食生活が整っていくにつれて、自分の身体がどんどん楽になりました。減量も辛くなかったです」

 大会が続く“長いシーズン”を支えたのは、メンタルの切り替えと“楽しむ力”

今年は春から大会続きで、4月からずっと減量状態が続く長いシーズンになった。最後のほうは身体の反応が悪くなることもあり、メンタル面に負荷を感じたという。

「身体の元気がなくなるのが分かった時期があって、気持ちが下がったときもありました。そこで“自分が一番輝いている姿を信じること”と、“関わってくれた人全員への感謝を届けること”で、なんとか持ち直せました」

本番のステージングは緊張するものの、「動くことが好き」というちおりさんにとっては楽しい時間だ。

「ビューティーフィットネスモデル部門を選んだ理由は、ビキニモデル部門でお腹を出すのに抵抗があったから。また、ビューティーフィットネスモデル部門の美しく見せるステージングが合っている気がしました。結果的に、自分にぴったりのカテゴリーでした」

今回の2日連続優勝の背景には、身体だけでなく心を整える工夫があった。

「最後は“楽しむ気持ち”が大事でした。メンタルが整ったことで、ステージでも自然体でいられました」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢

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