11月29日(土)、東京都・TFTホール1000にて『サマースタイルアワード 2025 REGIONAL QUALIFYING FINAL』が開催され、3児の母の清水奈穂(しみずなほ・50)さんがビキニモデル部門マスターズクラスで3位に輝いた。

2025年の集大成となる大会でもマスターズクラスの選手とは思えないほどのメリハリボディボディで会場を驚かせた清水さん。
「骨格や身体のバランス的にくびれができにくく、上半身がワイドに見えてしまうという課題がありました。コンテストでは下半身の重量感も感じてもらわないと、完璧な評価につながりません。ビキニモデル部門ではお尻とハムストリングが重要だと言われていたので、下半身の強化に励みました」
毎日の下半身トレーニングで手に入れたハリのある身体
「下半身を強化する上でまずは頻度を上げました。今大会まで時間のあるうちは2日に1回、下半身のみ鍛える日を設けていました。そして、大会3週間前からはさらなる追い込みを。強度の調整はあるものの、下半身・肩・背中は毎日鍛えてきました。もちろん、オーバーワークで怪我をしないようにするためにも、『ブルガリアンスクワット中心の日』『バックスクワット中心の日』『ショルダープレス中心の日』『サイドレイズ中心の日』などというようにローテーションで強度調整をしていました」
安定したステージングを実現するため、2025年は肋骨と肩甲骨をコントロールする練習も取り入れた。
「肋骨が開き、呼吸管理ができていないと美しく立つことはできません。そのため、肋骨だけを動かす練習も入念に行いました。ポージングに関しては研究も大切なのですが、女性選手だけでなくフィジーク選手の肩甲骨の開き方やバックポーズでの背中の広げ方も参考にしていましたよ。おかげで、肩甲骨の外転がバックポーズの鍵を握るということも身体で理解できるようになりました」
50歳に見えないメリハリボディを実現するため、これからも努力を惜しまない。
「もうすぐ51歳になるので、ゆっくり身体を変えていくというよりスピード感をもって身体を変えていきたいとは常に考えてます。あまり年齢は言い訳にしたくないですが、やっぱり生き物なので(笑)。一定の年齢になると筋量は増えにくくなるのは事実。だからこそ日々無駄のないよう、後悔が残らないくらいの努力していきたいです!」
筋トレをきっかけに若返りができたと実感している清水さん。肌や髪、筋肉の質感など、美しさを育てることもボディメイクの一つだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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